Author Archives: くぼこどもクリニック

子育てその13 修造がいっぱい

休日朝の公園には修造がいっぱい。

「絶対できる!!」

「今どうして無理と思った?!!」

「はいできた!はい、今ひとりでできた!」

コマなし自転車の練習をするちびっこ達の横で熱血指導のパパ達。

うちの長男(4歳半)はまだコマつき自転車もろくにこげないのですが、私も例にもれず修造化。

「気持ちで負けるな!」

とか、後から思い返すと意味不明で何の役にも立たないアドバイスですが、あの一種独特な空間では、自然にそんなセリフがわいてくるのです。

日本全国、休日の公園は修造がいっぱい。

家族・実家のことその9 男家系

私は3人男ばかりの末っ子ですが、うちだけでなく、母の代では親戚中、男の子が大豊作でした。

母方の祖父母にとって、私は10番目の孫であり、10番目の男の子というなかなかの暑苦しさです。

さらに私の後に生まれた、母の妹の子供も男の子でありました。

待望の女の子は、彼の妹としてその2年後に生まれました。

結局、11人の男の子と1人の女の子というメンバーとなり、母などはマネージャー付きのサッカーチームやねえ、よく言っていました。

さて一方うちの妻は妹と2人姉妹、いとこを入れても6人全員女の子という環境で育ちました。

お互い異性の生態をよく分かっていないので、不可思議に思うこともしばしば。

結婚してから妻がインフルエンザにかかり、意識朦朧の中、「お風呂入らなきゃ。」と体をひきずって入っていくのを見たのは今でも忘れられません。

私なら無理だなぁ。女性ってすごい。

それとも、これってうちの妻だけでしょうか?

みなさんも旦那さんの行動でびっくりしたこと、理解できないこと、ぜひ教えてください。

 

医者という仕事その2 医学を志す子ども達へ

医学を志す子ども達へ。

見えること。

聞こえること。

歩けること。

息ができること。

医者になる第一歩はこんな当たり前のことが、当たり前でない人たちがいるのを知るということ。

一番大切なのは、患者さんを診たときに、自分なら、自分の親なら、そういう目で見れる想像力。

もし君が大きな病気を経験したとしたら、それは君の医者としての人生に大きなアドバンテージになるだろう。

なぜなら、君はもうその病気を想像する必要はない。

自分で体験したのだから。

同じ病気の患者さんに君の言葉は他の誰よりも強く響くだろう。

 

 

子育てその12 日常の落とし穴part4 充電中

激しくずり回るようになった次男(8か月)への対策に追われる今日この頃。

生後早期に、長男のおもちゃで口に入る大きさのものは全て回収スミ。(トイレットベーパーの芯を通る大きさのおもちゃが目安)

最近はコード類に興味を示し始め、にぎにぎしたり、引っ張ったり。

先日はほんの少し目を離したすきに、コンセントにつながった携帯電話の充電器の先端をしゃぶしゃぶと味わってらっしゃいました。

体が光って、おでこに「充電中」という表示が出そうな光景でしたが、残念ながら充電器はダメになってしまいました(かなり短時間の水没だったはずですが)。

こどもが成長する過程で、大人の予想を超えた動きをする期間があります。

「タバコを口に入れてしまった!」、「コインを飲み込んだ!」などの事故はこういう期間に起こりやすいのです。

「あんなところまで手が届くようになっているとは思わなかった・・・」という親御さんのセリフもよく聞きます。

私もこの機会に今一度次男の目線で部屋の中を見渡して確認しようと思います。

みなさんもぜひチェックしてあげてください。

子育てその11 日常の落とし穴part3 行方不明のパジャマ

ずいぶん暑くなってきました。

今日妻から聞いた話。

ようやく朝のお着替えも全部自分でできるようになった長男。

朝の修羅場感も徐々にましになってきているようです。

今朝もスムースに幼稚園へと旅立って行った模様。

さて家事でもすっぺか、と取り掛かった妻ですが、長男のパジャマが見当たらないなぁ、と不思議には思ってはいたようで。

15時になって、汗だくだくで帰宅した長男。

「今日はあっついわー。」

そらパジャマの上に制服来たら暑いわ。

小学校の頃にいたなあ、同じような子。

子育てその10 仲間外れゲーム

長男(4歳)と最近よくやるゲーム。

「次の3つのうち仲間外れはどれでしょう?ダンプカー、船、トラック」

「船!他の二つは働く車やから!」

「正解!」

外でのご飯の時など、これをやると静かに時間がつぶせます。

「鳥、アリ、カブトムシ」

鳥。だって鳥だけ虫じゃないから。という答えを期待して問題を出した時、「アリ。だってアリだけ飛べないから。」

と、予想外の答えが返ってくると、ほう、と感心させられることも。

「オードリーヘップバーン、ママ、光浦」

という魂胆見え見えの妻の出した問題に、よく選択肢の意味も分からず「ママ」と即答した時には、今年になって一番笑わせてもらいました。

好きなこと・好きな人その8 あも先生というお人part3

気が付けば3回目の登場のあも先生です。

あも先生はとにかく多忙です。

自分の担当の患者さんはもちろんのこと、他の科の先生に一度だけ相談を受けただけという患者さんのところへも、頻繁に足を運ぶため、優に人の倍くらいの仕事を抱えているからです。

そんなめまぐるしい毎日にも関わらず、あも先生は学会発表も非常にたくさんこなします。

それでも、さすがに超多忙の身、発表用のスライド準備はいつも学会前ギリギリ。

我々下っ端は論文を読むのにもスライドを作るのにも時間がかかるため、数週間前から準備に取り掛からないととても間に合わないのですが、あも先生は学会の二日ぐらい前の段階でリアルに題名のページだけだったりします。

周りの我々がドキドキ心配してしまうのですが、本人は涼しい顔。

数年ほど前のある学会。

その前週はいつもより輪をかけて忙しかったあも先生。

前日見せてもらった段階では例のごとく表紙だけ。

さて当日の学会会場。

受付の人にpower pointのスライドデータを渡し、さあ学会開始。

いよいよあも先生の出番です。

発表の際には、しゃべりながら自分でパソコンを操作し、スライドを進めていきます。

立派な表紙が表示されて、あも先生のテンポのよい発表が始まります。

発表は進んでいくものの、表紙から進まない画面。

しばらくすると会場が異変に気づき、ザワザワし始めました。

実は前日に、「このまま表紙だけで発表に乗り込んだら笑う?」と冗談ともつかない物騒な発言をしていたあも先生。

私は「まじでやったのか!!」と内心ドキドキしながら前代未聞の暴挙を眺めていたのですが、幸いなことに原因は運営側のミスによるパソコンの不具合で、しっかりと続きのスライドは作りこまれており、その後あも先生は見事な発表をやり遂げられました。

席に引き返してくるあも先生。

(最高のネタができたムフフ。)と遠目に見ても分かるぐらいうれしそうなにやけ顔。

「題名だけのスライドで発表という伝説が打ち立てられる瞬間を見たかと思い、ドキドキしました。」と伝えると、さらに満足そうに笑っておられました。

あも先生の周りにはなぜかいつもこんな楽しい事件がよく起こります。

今度の土曜日の診療時間後に、あも先生が大阪市立医療センターからはるばる貝塚までクリニックを見に来て下さる予定です。楽しみ。

家族・実家のことその8 お古

男3兄弟の末っ子であり、10番目の男の孫であった私のところには、みなさんの想像通り無数のお古が集まってきました。

服も自転車も何もかも。

小さい頃の写真を見ていると、年子だった兄二人はそれぞれの服を買ってもらっていて、お揃いでパチリ。

真ん中の兄と4年離れていた私は、数年後にその服にデビューするという分かりやすいコースがありました。

さてさて、仕事が終わって帰宅後に見る次男(7か月)はどこかで見たことのある服に毎日身を包んでいて、遠い昔の自分にかぶって、いささか同情してしまうことも。

でもね、てっちゃん。

悪いけどもったいないから、あと数年はお古でよろしく。

子育てその9 テレビ電話

コミュニケーションの手段にはいろいろなものがありますが、やはり顔を突き合わせて話すというのに勝るものはないんだな、と実感した体験があります。

勤務医の頃、当直中の空いた時間に長男に電話をするのが恒例だったのですが、まだまだ言葉も上手でない3歳児(当時)でしたのでなかなか会話もはずみません。

ある日、妻とテレビ電話のできるスマートフォンに変えてみました。

長男との電話がその日から激変。

今の携帯は本当に鮮明に表情も分かるので、電話よりはるかに顔と顔を向かい合わせた会話に近づきます。

電話をなかなか切りたがらなくなった長男。

会話において、言葉そのものよりも、身振り、表情、視線など言葉以外の要素の方がはるかに重要です。

赤ちゃんの頃、言葉が分からないうちから、「おいで」や「ちょうだい」の動きに反応できたり、お母さんが怒っているのを見て(内容が言語的に分かっている訳ではない)危ないコンセントから手を離したりすることからも、非言語ミュニケーションの大事さが分かっていただけると思います。

見つめあったり、だっこしてあげたり。

言葉が分からない頃からお母さんが赤ちゃんに与えてあげれるものは実にたくさんあります。

いつかは一人ではばたいていく子供たち。

今のうちにいっぱいいっぱい一緒の時間を過ごしてあげてください。

 

 

 

 

 

電子カルテ

字の汚い私にとって、電子カルテは力強い味方です。

1年前に自分で書いた字が読めない、なんて心配もないわけで。

割とキーボードを叩くスピードが早いので、書くよりも楽で早いです。

時々ちびっこ達に「先生、めっちゃ早いな!」と言われると、ついつい調子に乗ってスピードをあげ打ち間違いをしまくるというのはご愛嬌。

雑談が大好きな私は診察中ついつい病気と関係ない話に脱線してしまうのですが、そんなおしゃべりで教えてもらったことも、できるだけちょこちょこっとメモの欄に書くようにしています。

まだ開業して半年を過ぎたばかりですが、勤務医の時と違って、ご家族の構成や、何となくじわじわと伝わってくる家庭の雰囲気などを感じられることも、仕事の喜びの一つとなっています。

こども達の大事な情報も、ちょっとおまけの話もたっぷりつめこんだ私の電子カルテは、私の開業医人生そのものであり、まさに宝物なのであります。