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好きなこと・好きな人その12 中国語 その深淵なる魅力

私の趣味の一つに外国語学習がありますが、その中で今一番ハマっているのが中国語です。

14億人という国民を抱え、経済的にも急成長の国であるとともに4000年の歴史を持つ奥の深い国でもあります。

今後、ますますニーズの高まっていく言語でしょう。

実は我々日本人は中国語学習において相当なアドバンテージがあります。

それはとにもかくにも「大量の漢字を知っている」からに他なりません。

現在、漢字を使用する国は中国以外には日本しかありません。

韓国も以前は漢字を使用していましたが、今は教育からも削除され年々漢字を理解できる人は減っているとのことです。

地球上の様々な文明が生み出した文字のほとんど全てにおいて一字一字が「一つの音」を表すのに過ぎないのに対して、漢字は一つの文字が単独で「意味」を持ちます。

つまり、他の言語は全てひらがな表記だけであるのに対し、漢字だけは一つの絵やイメージを表しているということです。

これはtwitterなど文字数が制限された時に特に力を発揮します。

例えば、ひらがなでは「いえ」、英語では「house」とそこそこ文字数を消費するのに対して、漢字なら「家」と一文字で済みます。

中国の漢字という素晴らしい発明品の恩恵を我々日本人も毎日享受しているのです。

 

そして、日本人は中国語を読んだ時にそのおおよその意味を学習なしで推測することができることがちょいちょいあります。

「今天天気非常冷。」

今日は寒いです、という意味が何となく予想できるのではないでしょうか。

もちろんこれはとても初歩的な中国語で、同じ漢字でも結構意味が違うものがあったりそもそも発音は相当違うのでやはりかなり習得の難しい言語ではあるのですが、少なくとも欧米の方よりも学びやすいことは間違いありません。

 

最後に、日本語にもある熟語なのに意味が予想外に違うため、日本人だからこそ間違ってしまう中国語単語をお教えしましょうか。

中国語   ⇒  日本語

手紙       トイレットペーパー(全然違う!)

老婆       奥さん(日本で使ったらめっちゃ怒られるでしょう)

顔色       色(顔色ではなく、純粋に色)

愛人       配偶者、恋人(後ろめたい意味はありません)

工作       仕事

 

中国から日本に伝わるどこかで伝達ミスが起こったのでしょうか。非常に興味深いですね。

コロナ感染拡大

前回のブログを書いた直後からまたコロナ感染が増えてきました。

熱中症対策と感染対策は基本的には逆方向なので、ある程度は仕方ないのかもしれませんが。

検査キットが足りなかった前の波では、大阪では検査をせずにみなし陽性が認められましたが、今は流通が追い付いており、できるだけ検査をして確定するようにと通達が出ています。

うちの検査基準としては、38度以上の熱をひとつ目安にしていますが、37度代でも場合によっては検査対象になります。

基本的には37度代はウイルス量が少ないのでやるとしても原則、発熱2日目以降を検査日とします。

熱出てすぐの受診は、全身状態不良の時などを除き避ける方が賢明です。

コロナ ここまでの振り返り

コロナ禍が始まりを告げて、もうすぐ2年半になります。

例のごとく、あえて細かい数字は抜きにしてここまでを大まかに振り返ってみたいと思います。

まず、コロナウイルスは主要な株だけをみてもアルファ、デルタ、オミクロンとそれぞれ相当に性質が違い、また同じ株でも感染した人の年齢や持病でも相当に結末が違う敵ですので、一言で総括することは困難です。

「コロナは~である」という短絡的な決めつけの論調の意見は全てコロナのごく一部の側面をみているに過ぎないと言えます。

特に近場に若い健康な人しかいない場合には感染しても重症者を見聞きすることがないため、その狭い見識を元にコロナは大したことない、対策やワクチンは全く不要だという極端な断定的思考に陥るようです。

医学は過去の多数のデータをみて話をする学問ですので、「私は2年前から~だと思っていて、ほらその通りになったでしょ。」という無責任な意見には基本的に耳を貸しません。

 

日本で大きく流行した株の中で一番破壊力が強かったのは去年の秋ごろに流行したデルタ株でしょう。

高齢者はもちろんのこと、30代や40代の健康な働き盛りの方でも時に激烈な経過をたどり、ワクチン接種の有無で若い人でも経過に比較的差が出た株です(その時期、私も10代以上の方にワクチン接種を推奨しました)。

あのままデルタ株が居座っていれば、社会が日常を目指すというのはなかなか難しかったかもしれません。

しかし、結果的には年末の少し前には相当に収束傾向となりしばし平和な時間が訪れました。

その後、年明けからオミクロンが主流となり一気に小児の世界にまで感染が広がりました。

オミクロンは感染力がずば抜けた株で、マスクやソーシャルディスタンスを心がけてインフルエンザがほとんど流行できないレベルの感染対策をした冬の日本社会でもあれほど大流行を起こしました(ゼロコロナを目指していた国でも方向転換を余儀なくされました)。

一方で破壊力はデルタよりだいぶん下がり、重症者の発生率は減少しました(ただ感染者数が今までの中で抜群に多かったので、結局死亡者数はオミクロンによるものが最多)。

小児の世界でも制御不能な感染拡大になりましたが、特に小児科世代で深刻な基礎疾患のない児では重症者はおろか、医学的に入院が必要な例も極めて少数に留まりました(入院の大部分は、症状の強い親御さんの付き添い入院)。

この半年で日本での小児のデータも相当蓄積されましたが、そこから言えることは「重篤な基礎疾患のない日本人の小児にとって、コロナのオミクロン株は人生を揺るがすウイルスではない」ということです。

これらのデータを元にすると、夏場の小児にとってコロナのオミクロン株より熱中症の方がよっぽど危険であることが分かり、屋外ではマスクをしなくていいではなく、屋外ではマスクを外すようにという推奨が出されるに至るわけです。

一番流行したオミクロン株が普段健康な日本人小児にとって大事にならなかったのは、ただのありがたい結果論であって「コロナなんてただのかぜなんだから、私は最初からマスクはいらないと言っていた。」という風に無責任に語ることを医学はしません。

実際、コロナウイルス全体を通して日本でも高齢の方を中心にたくさんの犠牲者が出ましたし、若い世代でも後遺症に悩まされている方もいます。また他国ではたくさんの小児も亡くなっています。

国や世代、株によるこれらの差を最初から断定することは不可能でしたので、特に日本はかなり慎重な路線を選択しましたが世界の中では今のところトータルで最も被害が少ない国の一つに数えられます。

今後の課題は、いかに締めるところは引き続き締め、緩めるところは緩めるかというところです。

小児や若者の教育や学び、恋愛の機会を取り戻すことも大事ですし、一方で高齢者など感染させてはいけない集団にコロナを届けないという努力ももちろん大事です。

小児に関しては感染を恐れ過ぎずに、夏場特にクーラーのないところや屋外ではマスクを外し様々な活動を再開していくこと、密になる室内では引き続きマスクなど感染対策をすることがおおむねの方針となるでしょう。

コロナワクチンに関しては、アルファ、デルタに対するよりも効果が落ちることも判明しており、小児に関しては今は接種を急ぐ必要はないかもしれません(重篤な基礎疾患のある児や、高齢者と同居している児などは主治医と相談の上、接種することは悪い選択肢ではありません)。

今後もコロナ事情は変化し続けますが、2022年6月28日時点の私の考えを示しました。

日本脳炎ワクチン

まだまだ供給は戻っていませんが、今回少しまとまった数の入荷があり、土曜日に新たに枠を空けています。なお、今まで土曜日は院長の先輩である野村先生という女医の先生に手伝って頂いておりましたが、先生が6月から大阪市阿倍野区で開業されることになり、今後当分土曜日のワクチンも全て院長が行います。ワクチン時に診察、処方希望の方はWeb問診にその旨を記載して下さい。紹介がいるなど、時間のかかる診察は困難なため、後日改めて受診して下さい。

感染対策と暑さ対策のバランス

まだ4月だが、昼はすでに暑くなりテントでも汗をかきかき診療している。

これから本格的な夏が来るにあたり、感染対策として守るべき部位はしっかり守りつつクールビスをつきつめると、カンダタという一つの完成形に行き着く。

明日からこれで闘う。

家族・実家のことその19 御先祖様たち

学校で歴史を学ぶと、どんな時代にも実は間違いなく自分の祖先がいたことに気づき結構びっくりしますよね。

ずっとずっとどこまで遡っても、必ずどこかにいて生活していたという驚きの事実。

さて、関ケ原の合戦でわちゃわちゃやってるまさにその頃、一体自分の御先祖様達はどこで何をしていたのだろうと想像力を働かせる時、きっとみなさんの頭の中では自らにそっくりな顔した甲冑姿の侍だったり、着物を着た町娘が生き生きと動いていることでしょう。

しかし、よく考えてみると自分の親は2人いて、祖父母は4人いて、曾祖父母は8人もいて、その上は16人もいて、、、ん、ちょっと待って御先祖様ってぶっちゃけ数やばくね?っと気づきますね。

昔はもっと早かったでしょうけど、少なくとも25年ごとに一世代進むとして100年で16倍。

関ケ原程度の昔でも65536人、大化の改新あたりでは「チーム久保の御先祖様」半端ない数です。

もうその頃一族でほぼ国支配してた系ですか、これ?

逆に言うと、私一人を製造するのにものすごい数の人たちが必要で、かつその登場人物たちが絶妙なタイミングで出会って次世代にバトンを渡していくというまあ控えめに言って奇跡の連続があったはずだな、と。

その結晶が私だと。

自信を失いかけた時、いつもこのことを思い出すともうちょいがんばってみようと不思議と力がわいてくるのです。

徒然なる隔離記録

先々週の一週間、次男からスタートのコロナで久保家は自宅で引きこもり生活を送っておりました。(患者さん、地域の先生方にご迷惑をおけけして大変申し訳ありませんでした。)

私も積極的に感染を目指し家族単位でオミクロンの免疫をつけるという作戦もだいぶ検討しましたが、クリニックの休診期間が2週間を越えるだろうことを考えると断念し、家庭内隔離で感染を免れました。

結局小3の次男から始まり、中1の次男、奥さんと、私以外は感染してしまいました。

オミクロン株の感染力は相当なものです。

子どもたちは半日程度の熱で終わり、10日の隔離期間をいかにやり過ごすかが苦心の種でしたが、奥さんは38度台✕3日間の後、味覚障害を発症してしまいました。

感染者の5%程度に起こると言われるこの味覚障害ですが、命に関わるものではないとはいえ、相当メンタルへの影響は大きく、奥さんもだいぶふさぎ込んでいました。

約3週間が過ぎ、ずいぶん回復しましたが1年後にも症状の残る方は0.5%と実に10人に1人は長期間苦しんでおられるようです。

このあたりが、気軽に「若い人は重症化しないからさっさと罹って免疫をつけた方が活動しやすいですよ」と全員にアドバイスできない理由になります。

私は子どもたちの世話を奥さんに任せ個室で家庭内隔離の1週間でしたので、ずいぶん負担をかけてしまいました。

ただ、1人で隔離生活というのも聞いていた以上に大変で、特に社会から隔絶されているという焦りは苦しいものでした。

休みとは言えコンビニ一つ行けないという、大げさに言えば人権を奪われている感覚は、なかなかの辛さがありました。

しかし、感染を終えた息子たちと奥さんはオミクロン優位の数か月の間だけは少し活動しやすくなったことは事実です。

体調に気をつけながらですが、じいじ、ばあばと一緒にご飯も食べることができるでしょう。

このように、感染することはショックで色々なマイナス面がありますが、罹った後には免疫を一段階鍛えられるというのは他のウイルスと一緒です。

また次の株が流行するまでだけの期間限定ですが、感染する確率、他の人にうつしてしまう確率がだいぶ低くはなりますので、息子たちは大好きなじいじ、ばあばのおうちに久しぶりにお泊りに行かせようと思っています。

私は感染を免れたので引き続き集まりには参加できませんが、子ども達が少しでも子どもらしいイベントに参加できるのはうれしいことです。

お子さんが感染してしまったご家庭でも本当にその期間は大変ではありますが。何とかポジティブに考えて頂ければと願います。

 

おまけ

私はマンションの10階に住んでいるのですが、数日分まとめて厳重にしばって感染対策したごみを下まで持って行くという数少ないミッションを奥さんから任されておりました。

感染している可能性が否定できないのでエレベーターが使えませんから外階段をえっさえっさと降りていくわけです。

「おー外の空気♡」と満喫するのもつかの間、地獄の昇りの試練でぜーぜー言いながら家にたどり着き、「にっくきコロナ」への思いを新たにしたのでした。

子育てその39 赤さん日記

一日中観察しても飽きない生まれて間もない我が子。

今回は息子たちが赤さん(赤ちゃん)だった頃の考察からの抜粋(現在我が家には赤さんはいませんが)。

 

おむつを替えて欲しくて泣く赤さん

←わかる。

 

抱っこして欲しくて泣く赤さん

←よくわかる。

 

お腹が減って泣く赤さん

←めっちゃわかる。

 

注射されて泣く赤さん

←めちゃめちゃわかる。

 

眠くて泣く赤さん

←わからない。はよ寝ろ。

コロナ禍2年

オミクロン株が完全にデルタを駆逐し、世界中を一色に染めています。

感染症の世界では、重症化させるウイルスが覇権を握るわけではなく、感染力が強いウイルスが幅を利かせます。

デルタの時ですら日本の小児の重症例は皆無に近かったですが、デルタで厄介だったのは30代、40代の元気な人達が急に悪化する事例が相次いだことです。

軽症で自宅待機していた基礎疾患のない働き盛りの患者さんが突然重篤になり、数は多くはないですが死亡例も発生しました。

オミクロンに関しては感染力にパラメーターを集中させたような株で、先に大流行した他国のデータや、一気に蓄積した日本国内の情報を基にすれば小児や若年層、基礎疾患や肥満のない働き盛り層で医学的に入院が必要な例は相当少ないと言えます(ただし医学的な扱いは軽症とは言っても高熱が数日、ひどい頭痛や咳など他のかぜより相当しんどいという認識の方は多いので注意)。

ただ、そのような自分自身は大ごとにならないだろうという人の周りには自分の祖父母、場合によってはひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、また医療や介護で高齢の方に日常的に接する人が社会には大量にいて、つまり「うつしてはいけない人」がすぐそこにたくさんいるということは肝に銘じておかなくてはなりません。

 

日本のような先進国は、「命は何よりも尊い」という、正しいのだけれど他の議論を一切封じるような理想論がはびこっていて、トータルとしてどっちの選択肢の方が被害が少ないかという検討を非常にしにくい風潮があります。(いわゆるコスパの議論も非常にしにくい)

コロナを高齢の方や、基礎疾患のある方にうつさないように皆で全力を尽くすということはとてもとても大事で疑問の余地はありませんが、実際にそのような方をサポートする実働部隊は若い世代なのです。

今、大量の元気な働き世代の人が、「濃厚接触者」というレッテルのため長期間元気に自宅待機を余儀なくされています。

その反動として今目の当たりにしているように、社会が機能停止寸前に追い込まれ、再び教育がその歩みを止めています。

 

コロナが最初流行し始めた時から我々日本人は崇高な意識から、早い収束のため多大な我慢と努力の元、今この瞬間も世界で最も死者の少ない国の一つであり続けています。それは近い将来、コロナが終わる日が来ると信じていたからです。

ところが皆さんがとうに気づいている通り、コロナは完全な終息というのはありえない感染症です。

withコロナの社会を本格的に考える時期に差し掛かっているように思われます。

私は医師として、そしてクリニックのスタッフは医療従事者として、ありがたいことに2年間日常生活で公然と差別を受けるようなことはありませんでした。

むしろ、たくさんの気遣い、励ましのお言葉を頂き、そのたびに勇気を奮い立たせて頑張ってきました。

しかし、スタッフにも私の家族にも皆さん同様、2年間本当にたくさんの制限、我慢を強いてきました。

医者の妻だから、息子だから、医療者の家族だから、「今はガマン」。

「お友達の家に遊びに行ってもいい?」という息子からの質問に、「もう少ししたらね。あと少しだけ。」そう言って忍耐を求め続けた2年間。

いつしか私が困ることを理解した息子たちはそうしたお願いも言わなくなりました。

このコロナ禍の間、「命は何よりも尊い」ことを知り尽くしている医療者であるからこその苦悩と、ずっと格闘してきました。

これからもこの状況が続くなら、2度と帰ってこない息子達の貴重な時間や失われ続ける経験はどうなるのか。

医者として父として、夫として何が正解なのか。

そんな葛藤と戦いながら、またテントでの1週間が始まります。

コロナ検査について 1/19時点

オミクロン株がこの一週間で急速に日本に広がっています。他国のデータを見ればデルタに比べて重症化率は1/3程度となり、一方で感染力だけはピカイチなウイルスと言えます。引き続き日常生活を送れるような元気な小児にとっては脅威の感染症ではないと言えます。

莫大な数の検査が発生し、保健所、検査機関がパンクしています。当院もいつまで診療を行うことができるかあやしい段階です。今まで再三再四申し上げているように、電話で質問にお応えできる状態ではないので、現時点での当院での検査基準をお伝えします。なお高校三年生までを対応します。

まず、熱のない児には検査を行いません。濃厚接触者であってもです。「検査しないといけないと仕事の方で言われて」、「赤ちゃんがいるので心配です」などなど色んなバックグラウンドがあろうかと思いますが、病院はしんどい患者さんの対応をする場所であり、元気な人をみる余裕は全くありません。希望があれば無料検査場などへ行って下さい。

逆に38度以上の熱の児は原則抗原検査(15分程度で出る)をやり、陰性でもあやしければ外注で2.3日かかるPCRを提出しています。それより低い熱の場合はケースバイケースで、文書や電話ではとても伝えることはできませんので、診察した上で判断します。

ただし熱があっても、すでに集団でのPCRを行い結果待ちの状態の場合は検査しません。早く結果を知りたいからという理由での受診は絶対におやめ下さい。

検査キットも日本中で枯渇しそうな状態で、念のためや心配だからというお気持ちは分かりますが、優先順位をつけて配分する必要があり、その判断は私が行います。希望に沿えないことが非常に多いことを理解頂いた上で診察予約をしてください。