夏に起こりやすい血栓症 | 夏病特集 2024
夏に起こりやすい血栓症 血栓のメカニズム 通常、血液はサラサラの状態で血管を流れています。しかし血管が傷ついたり破れたりして出血が起こると、それを防ぐために血液が凝固して出血を止めようとします。その血の塊のことを血栓と言います。 怪我でなく別の何らかの理由で血栓ができ、血管が詰まってしまうことを血栓症と言います。その原
夏に起こりやすい血栓症
血栓のメカニズム

通常、血液はサラサラの状態で血管を流れています。しかし血管が傷ついたり破れたりして出血が起こると、それを防ぐために血液が凝固して出血を止めようとします。その血の塊のことを血栓と言います。
怪我でなく別の何らかの理由で血栓ができ、血管が詰まってしまうことを血栓症と言います。その原因には、血流が悪くなる、血液が固まりやすい性質になる、血管が固くなる等があります。
長時間のデスクワークやフライトなどにより同じ姿勢でいることで血流は悪くなります。また脂質異常症(高脂血症)や糖尿病になると、水分不足で血液がドロドロになり、固まりやすく溶けにくい性質になります。動脈硬化になると血管が硬くなり血流が衰えて血栓ができやすくなります。
また夏は水分不足になりがちなので、水分不足による血栓症が起こりやすくなります。
血栓症が引き起こす病気
血栓症によって引き起こる病気は、血管が詰まった場所によって変わります。心臓の血管が詰まると心筋梗塞、脳の血管の場合は脳梗塞、肺の血管の場合は肺塞栓症となります。
心筋梗塞
前兆として、胸の痛みや胸が締め付けられるような圧迫感があります。発症すると胸をえぐられるような痛みを突然感じます。肩や背中、首などにも痛みが見られ、痛みは30分以上続くのが特徴です。
脳梗塞
脳梗塞では以下の症状が見られます。
- 急に手足から力が抜ける
- 片足を引きずっていると言われる
- ものにつまずきやすい
- 言葉が出てこない、理解できない
- フラフラしてまっすぐに歩けない
- 片方の手足がしびれる
- 急にめまいがするようになった
- 片方の目にカーテンがかかったように、一時的にものが見えなくなる
- ものが二重に見える
肺塞栓症
胸が痛い、息が苦しい、脈が速いなどの症状が突然現れます。
新型コロナウイルスによる血栓
新型コロナウイルスに感染した方で重症患者の約30%に血栓が見られているとBBCニュースで報じられています。新型コロナによる血栓症は、サイトカインストームと呼ばれる免疫の暴走により血液が凝固しやすい状態になったり、新型コロナウイルスが血管内を傷つけることで血栓ができたりすると考えられています。
血栓症の予防
デスクワークなどで同じ姿勢でいると血流が悪くなるので、こまめに休憩し、歩いたり軽い体操をしたりしましょう。立ち上がることができない状況のときは、足のマッサージや、足首の曲げ伸ばしをするだけでもよいでしょう。
また水分不足にならないように水分をこまめに摂取することも大切です。特に起床時は、寝ている間に汗をかいているので水分が不足しています。起きてすぐ、コップ一杯の水を飲むことをお勧めします。






