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悩まないためには

誰でも生きていれば何度か大きな問題で悩むことがあります。私もぐるぐると同じことを何度も思い悩んで多くの日々を無駄にしたことが何度かあります。世の中には同じような問題に直面しても、さほどには悩まずにさっさと解決して前に進んでいる(少なくとも私にはそう見える)人もいます。ある日書店でこの本が目に入り、購入して読んでみました。

表紙

著者は木下勝寿さんという実業家で、悩まないためには、別に鋼のようなメンタルを持つ必要はなく、「問題を問題でなくする考え方」と「問題を『具体的な課題』に昇華する考え方」の二つの思考方法を持つべきだと述べています。つまりは問題を真正面から「解決」するのではなく、枠組みをかえることで問題を「解消」するのだというのです。

文中で具体的な例が挙げられています。ある社員が「会社での評価が低いこと」に悩んでいます。職場で居心地の悪い思いをしています。一念発起して仕事に力を入れても評価が上がることはありませんでした。それ以来すっかり意気消沈しています。

この問題に対する著者のアドバイスは、まず「問題を問題でなくする」ために、「そもそも会社で評価が低いことはそこまで大きな問題なのか?」と考え直すことです。評価が低くても同僚と日々楽しく過ごすことができればいいのではないか、ということです。

次のアドバイスは「今までの仕事をもっと頑張ることでなく、今会社の状況から重要な仕事は何なのかをつかみ、その仕事に業務をシフトしてゆく」ということです。問題を具体的な「課題」に変換することで問題を解消するわけです。

基本原則は上記のようなことですが、具体的には30個の方法が「思考アルゴリズム」として提唱されています。

この本の主旨を、私なりに端的に言ってしまうと「悩むより考えろ」ということになります。そのために5つのステップが書かれてあり、①「悩んでいる」自分を自覚する ②不快な感情の「原因」を考察する(なぜ悩んでいるのか?)➂最終目的に立ち返る(何を求めているのか?)④別の前提から「次の一手」を導く(何をすべきか?)⑤新しい課題を実行する、ということです。

次に悩み事が起きそうになったら、この本に書かれていることを実践しようと思います。ただその反面、「そうは言っても、、、、」という気持ちもあります。いざ問題に直面すれば、不安感情に襲われるからです。結局は問題に冷静に直面することが必要のようです。