前回日野のひな祭り紀行を見に行ってきましたが、5月3日には「曳山祭り」を撮影に行きました。これは日野町にある馬見綿向神社の氏神と神子と呼ばれる稚児行列と、16基の山車(曳山)が巡行する「曳山祭り」が併合された祭りです。

祭りは豪華絢爛な曳山が神社を出て街道を巡行するのですが、沿道に塀に桟敷窓のあるお宅がたくさん見られます。

前回のブログではあたかもひな祭りの雛壇を見せるためかのように書いてしまいましたが、町の方のお話を聞くと本来の目的はやはりこの祭りを家から見るためのものでした。
桟敷窓の内側はこんな風になっています。

この桟敷で食事やお酒を楽しみながら窓から曳山巡行を鑑賞する、というわけです。何とも風流な祭りの楽しみ方です。本来は祭りの日だけ開けられます。このような桟敷窓の形態は日野独特のもので、日本の他の地域では殆ど見られないらしいです。
さすがに当日この座敷で青空の下で宴会をしているお宅は見当たりませんでしたが、屋内でケイタリングなどをとってご家族で過ごしておられるところは何軒か見受けられました。
年一回だけの祭りを楽しむためにわざわざ塀に窓を作る、日野商人の経済力だけでなく風流さを感じました。

