今月1日にはまた日野町へ撮影に行ってきました。「日野ひなまつり紀行」という雛祭りの展示が行われていたためです。この町の雛祭りで有名なのは、各家の塀に開けた桟敷窓から雛飾りを眺められるという方式です。この窓越しに雛人形を飾り、道路から家の中の雛壇を覗く形が町並みに連続するのは日野独特のものと紹介されています。

これはもともと家の中から祭りや行列を見るため、あるいは外を通る人と交流するために作られたようですが、むしろ雛人形を見せる役割の方が大きいのではと思います。雛人形に露出を合わせるとこんな感じです。

日野出身の商人たちは、京都・大阪・江戸へ出て商売をして成功しました。しかし本家は日野に置いており、町家では故郷の家に送ったものが今も残っているそうです。蔵を持つ家が多く、商家として代々財産を大切にする文化があったため、江戸末期~明治の雛人形が今も残っています。
このような桟敷窓はもともと家の中から祭りや行列を見るため、あるいは外を通る人と交流するために作られたようですが、むしろ雛人形を見せる役割の方が大きいのではと思います。お宅によっては「どうぞ入って見て下さい」という立札まであって庭先、あるいは玄関まで勝手に入って雛飾りを見られるような所もありました。
またこのように膨大な数の傘を手作りして飾っているお宅もありました。

すべて色々なパンフレットを折って作られており、3年ほど費やされたそうです。
日野の人々の雛祭りにかける熱量を感じました。

