
災害時のお薬、準備できていますか?💊
~もしお薬をなくしてしまったら~
地震や大雨などの災害は、いつ起こるかわかりません。
災害が起こると、いつも利用している医療機関や薬局が通常どおり利用できなくなることがあります。特に、毎日お薬を飲んでいる方にとっては、「薬がなくなったらどうしよう」と不安になりますよね。
今回は、そんなときのために、今からできる「お薬の備え」についてご紹介します。
まずは「いつものお薬」を分かるように
定期的にお薬を飲んでいる方は、主治医や薬剤師に相談して、数日分の予備を準備しておくと安心です。目安として3~7日分が勧められることもありますが、薬の種類や体調によって異なります。
また、お薬手帳は災害時にも大切な情報になります。
紙のお薬手帳だけでなく、スマートフォンで撮影したり、薬の名前・量が分かる薬剤情報のコピーを非常用バッグに入れておくのもおすすめです。スマートフォンが使えない場合に備えて、紙で残しておくとより安心です。
「食事がとれないとき、この薬はどうする?」
「インスリンや注射薬は?」
「薬がなくなったらどうすればいい?」
このようなことは、災害が起きてからではなく、平時に主治医へ確認しておきましょう。自己判断で薬を中止したり、量を変えたりしないことも大切です。
お薬以外の備えも忘れずに
災害への備えは、定期的に飲んでいるお薬だけではありません。
家庭用の救急用品として、絆創膏やガーゼ、消毒用品などをまとめておくと、ちょっとしたけがの際にも役立ちます。
また、普段から使用している市販の感冒薬、胃腸薬、湿布なども、必要に応じて準備しておくと安心です。どれを用意すればよいか迷う場合は、薬剤師に相談して選ぶようにしましょう。
もし災害でお薬をなくしてしまったら?
万が一、災害でいつものお薬を紛失してしまっても、状況に応じて医療機関や薬局で対応してもらえる場合があります。
かかりつけのクリニックが診療している場合は、まず相談してみましょう。大規模な災害では、国から特例措置が出され、通常とは異なる方法でお薬を受け取れる場合もあります。ただし、災害の種類や地域、その時点の対応によって異なりますので、「災害なら必ず同じ対応になる」とは限りません。
お薬手帳や薬の情報がなくても、分かる範囲で「薬の名前」「病気」「薬の形や色」などを伝えることで、医師や薬剤師が確認できる場合があります。
また、保険証などを紛失してしまった場合でも、災害時には必要な情報を伝えることで保険診療を受けられる特例が設けられることがあります。
困ったときは、無理に自宅へ取りに戻らず、安全を最優先にして、避難所の医療救護所や診療可能な医療機関、薬局などに相談しましょう。
災害への備えは、特別なことを一度に全部する必要はありません。
まずは今日、**「お薬手帳はどこにある?」「今飲んでいる薬の名前は分かる?」「予備はある?」**と確認することから始めてみませんか?
いつ起こるかわからない災害だからこそ、できることから少しずつ。
森田内科でも、普段から「災害時にはどうしたらいいの?」という疑問があれば、一緒に考えていきたいと思います。お気軽にご相談ください。
