静と動!

(みんなで超一流になる!) 

( 森田内科のミミッション:地域医療に貢献して、人を幸せにする。 )

人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

                                                                                                                                                              2026/05/30

今月の雑感:静と動!

古来、中国の陰陽説では、この世界の多くの事象は対になる存在で成り立つとされています。例えば、陰と陽、天と地、女と男、静と動――どちらか一方だけではなく、互いに補い合いながらバランスを保っています。身近な例では、音楽における音符と休符、日常における仕事と休息も同様の関係と言えるでしょう。

森田内科では、このゴールデンウィークに全員で有休を取得し、8日間の休暇としました。私は今回、旅行などの大きな予定は入れず、自宅でゆっくりと過ごしました。家には小さな庭と池があり、メダカを飼っています。

普段は忙しさに追われ、庭の手入れも必要に駆られて急いで済ませるだけで、特に何かを感じることはありませんでした。しかし、休暇中のゆとりある時間の中で庭に出てみると、枝葉からのこぼれ日や揺れる葉の音、水の流れに心地よさを覚え、自分がいかに仕事に忙殺されていたかに気づかされました。同時に、貴重な日常の一場面に気づかず過ごしていたことも実感しました。

「渡ってみて初めて浮かぶ瀬もある」という言葉がありますが、今回私はむしろ「止まって初めて見える景色がある」ことを強く意識するようになりました。音楽でも、上級者ほど“間”を大切にし、音を止めることで全体を活かします。つまり、“動”を活かすには、“どう動くか”以上に“どう止まるか”が重要なのです。

休暇を単なるレジャーとして過ごすか、一歩進めて感性を磨く時間とするかで、その後の仕事の質や効率は大きく変わってくるのではないでしょうか。「光が強いほど、影は濃くなる」と言われます。PCやAIを活用し、より生産性の高い仕事を目指すからこそ、自分に合った質の高い休日が必要です。

これからも、しっかりと休暇を取り、皆さんとともに、仕事だけではなく休暇にもこだわる、“いけてる仕事人”を目指していきましょう。