リーダー論

森田内科・胃腸内科のミッション

地域医療に貢献して、人を幸せにする。)

人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。

今月の雑感:リーダー論
  AI時代の組織において、リーダーの存在はこれまで以上に重要になっています。特に私たちのような小規模な医療機関では、その場の状況や役割によって、誰もがリーダーとしての判断や行動を求められる瞬間があります。リーダーシップは「特別な誰かだけが持つ力」ではなく、スタッフ全員に必要な力だと言えます。
 リーダーには、大きく4つのタイプがあります。  ① ペースセッター型:自ら率先して動き、素早い判断でチームを前に進めるタイプ。忙しい現場で力を発揮します。  ② コーチ型:相手の成長を支え、丁寧に寄り添いながらチームを底上げするタイプ。新人指導にも向いています。  ③ サポート型(サーバント型):人間関係を大切にし、雰囲気づくりでチームの安心感を育むタイプ。院内の空気を柔らかくしてくれます。  ④ ビジョナリー型:方向性を示し、「なぜそれをするのか」を明確に伝えて、皆の力を同じ方向へ向けるタイプ。組織の未来を照らす存在です。
 まずは、自分がどのタイプに近いのか知ることが大切です。強みを理解すれば、自信を持って行動できるようになります。さらに、状況によって求められるリーダー像は変わるため、自分のタイプだけでなく、他のタイプの特徴にも触れ、必要に応じて使い分けられる柔軟さが求められます。
   AIが職場にどんどん浸透しつつある昨今では、人間にしか備わっていない「感じ取る力」「考え抜く力」「決断する力」から導き出されるリーダーシップが、これまで以上に価値を持ちます。これから益々技術が進化するこの時代に、皆さん一人ひとりがリーダーシップを身につけ、その発揮方法を磨くことこそ、AI時代を主体的に生き抜くための大きな力になるはずです。
   森田内科は、ここで働くスタッフ皆さんの力によって成り立っています。自分中のリーダーシップを育て、目の前の困っている患者さん、そして仲間や家族のために活かして下さい。それこそが、人を幸せにし、ひいては自分も幸せにする、我々のミッションであると思います。

断捨離

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今月の雑感:断捨離
朝晩の冷え込みが少しずつ厳しくなり、クリスマスやお正月の予定を立てる、一年の中でも嬉しく、華やかな季節になってきました。
さて、「断捨離(だんしゃり)」という言葉を知っていますか?もともとはヨーガの修行法「断行・捨行・離行」に由来し、不要なものを“断ち”、手放し、“執着”から離れるという意味があります。単なる片付けではなく、心と環境を整える生き方そのものを意味する言葉です。来る12月27日の森田内科・胃腸内科の年末大掃除はそんな断捨離の精神をもとに、行いたいと思います。
当クリニックも、気づけば開院から15年。看護師長の安松さんを中心に、日々の診療の合間にも院内美化に努めて頂き、皆様には本当に感謝致しております。清潔感のある処置室や、整った待合室も、小さな努力の積み重ねのおかげです。ただ、15年も経てば、引き出しの奥から「大昔の書類やファイル」が出てくることもあると思います。
今回は、単なる大掃除ではなく「15年目の節目」として、クリニックをリセットし、軽やかに新年を迎えるための“転機の大掃除”にしたいと思います。
書道家・相田みつをさんの言葉に、「古いものを出さなければ、新しいものは入らない」という一節があります。新しい設備、新しい習慣、そして新しい幸せを迎えるためには、まず古いものを手放す勇気が必要です。備品棚の奥に眠る“新品だけど使わないもの”を見つけたら、「ありがとう、ゆっくり休んでね」と笑顔でお見送りしましょう。
そして、この15年間、クリニックを支えてくださった職員の皆さんにも心から「ありがとう」を申し上げたいと思います。日々の診療を明るく支え、患者さんに安心と笑顔を届けてくださる皆さんのおかげで、森田内科・胃腸内科は今日まで歩んでこられたと思っています。本当に感謝致しております。
2026年は、私たちにとって新たな飛躍の一年にしたいと思います。その第一歩が、この大掃除になると思います。15年間の「ありがとう」と「これからもよろしく」を込めて、みんなで断捨離デーを楽しみ、新しい一年を、軽やかに迎えましょう!

鈴創(ベルソー)

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今月の雑感:鈴創(ベルソー)

自転車のライトが壊れて、ベルソーに修理に行きました。交換するだけで終わりと思っていたら、故障の原因をチェックしてくれて、交換しかないことが分かりました。

次に、新品の普通のライト、中古の明るいライトがあることを説明してくれたので、中古の明るいライトを選びました。修理代も1500と、とても安く、大満足の買い物でした。一連の流れもスムーズで、まさにプロフェッショナルを実感しました。当然、次の修理もベルソーにお願いしよす。

我々もこの厳しい医療経済の中、生き残っていくために、「また来たい!」と思われる、プロフェッショナルな接遇を身に着け、実践していきましょう!

七転び八起き!

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今月の雑感:七転び八起き!
   まだ7月中旬ですが、連日酷暑が続き、熱中症が危惧される季節です。水分、塩分を適切に接種して熱中症を予防しましょう!
   ところで、森田内科では8月4日より、電子カルテを一新します! 旧カルテは約15年間使い続け、微調整を重ねて、手足の様に自由自在に使いこなしていた、クリニックにとっては最も重要なアイテムの一つです。
大量の情報と、様々な面での使いやすさの工夫が施されています。このため、短期間に旧カルテの情報や機能を全て新カルテに移すことは不可能です。必要最小限の情報と機能を新カルテに移行し、新カルテを8月4日までに通常診療に耐えられるレベルにチューン・アップする必要があります。
これを、日常の実臨床をこなしながら行うことは至難の業だと思います。ここで大切なことは、事務員、看護師、医師が、自分の分野は当然として、他の分野にまたがる内容を意識して、問題点と解決策の共有をスムーズに行うことです。
お互いの意識の微妙な違いが、結果に大きな影響を及ぼし、失敗すこともあると思います。
しかしながら、親兄弟、夫婦でさえも完全に理解し合うことは不可能で、失敗しても恐れず、諦めず、前向きな姿勢で関係性を継続することによって、大きな成果や”やりがい”が得られると思います。これは全くの私見ですが、仕事とは「目的を達成するために、相手と前向きな作業を継続すること」、プルフェッショナルとはその能力を持っている人だと思っています。

見えていない!?

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今月の雑感:見えていない!?
   聖書の中に「見えても見ず、聞こえても聞かず、理解できない」(マタイ13章13節)という有名な聖句があります。同じものを見たり、聞いたりしても、それを見る人、聞く人の知識、感性や人間性により、見え方や聞こえ方が違うということです。
   中学生の時に美術の教科書でミレーの「落穂拾い」をみました。その時は「のどかな田舎の農作業風景」という印象しか持ちませんでした。大人になり、美術館でこの絵と再会した時、「落穂拾い」の解説を読んで、ミレーが貧窮のどん底にあり、一時は自殺も考えたという、そういう時期に描かれた作品であるということ。「落穂拾い」とは、刈り取りの終わった畑に落ちている糧を一粒一粒拾っていく、最も貧しい農民が行うつらい労働であり、背景に裕福な農民が多くの収穫物を抱えて畑から去っていく姿が描かれていることを知りました。また、「落穂拾い」は聖書に由来する習慣であり、聖書の中に「穀物を収穫するときは、畑の隅まで刈り尽くしてはならない。収穫後の落穂を拾い集めてはならない。…これらは貧しい者のために残しておかねばならない。」と、書かれてあります。
   知識や感性が未熟な時「のどかな田舎の農作業の風景画」に見えた絵は、実は「奥深い格差社会の風刺絵」であり、悲哀に満ちた絵であったわけです。
   私達は、同じものを見たり聞いたりしても、そのものに対する解釈が異なる時があります。その時は、違う目線、特に相手の目線に立って考えると、より理解が深まると言われています。この文章を読んだ方々も、いろいろな感想を持つと思います。お互い、ありのままに見る目、聞く耳を持てるように頑張りましょう!

カイゼン

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政府の勧める電子カルテのクラウド化により、森田内科では苦渋の選択ですが、電子カルテを一新することにしました。しかも、業務の効率化とコスト削減を両立させるため、新しい電子カルテ導入後から、現行の予約システムから、電子カルテに付属されている予約システムに移行することを決めました。予約システムは各社特徴が違うため、移行の作業は大変で、現在五里霧中、途方に暮れる毎日です。
    何かをする時一番大切なことは、まずゴールを決める事です。次に考え、頭の中でゴールまでの具体的な道筋のイメージを膨らませ、そして膨らませたイメージやアイデアを具体的に文章、表や設計図として視覚化することです。いわゆる、”たたき台”とか”原案”と呼ばれるものをまずつくります。最後にその”たたき台”を実際の実行メンバーで検討します。検討のプロセスは①現状の正確な把握(ゴールの正当性、現状の把握、たたき台への理解、たたき台と現状との整合性)、②3Mの排除(3M:ムリ、ムダ、ムラ)、③5Sの促進(整理、整頓、清潔、清掃、躾)を考慮して、”たたき台”を実行可能で有益な”プラン”へと昇華するよう、プランニングしていきます。ここで重要な点が2つあります。1つ目は、このプロセスは”繰り返すことによって完成する”ということ、2つ目は、ゴールはトップダウンですが、プランニングはボトムアップが基本であるということです。つまり、事業計画を立てるということは、リーダーの提案(”たたき台”)をもとに、実際の実行メンバーが検討を繰り返して、”現場で本当に使えるもの”にするということなのです。
   グループのプランとは本来与えられるものではなく、定められた目標達成のため、メンバー全員で主体的に創り上げていくもの、ボトムアップが基本なのです。この精神を貫き、「改善」を世界のビジネス用語「KAIZEN」に変え、世界一の自動車会社になったのが「トヨタ」です。
   我々も、予約システムと電子カルテの刷新という重要かつ困難な課題に対して、トヨタの取り組みを参考に、主体的に取り組んでいきましょう!

一手間

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今月の雑感:一手間
    2月も下旬になり、1年の6分の1が終わろうとしています。例年節分には近くのスーパー、イオンに巻き寿司を買いに行きますが、今年はその価格上昇にびっくりしました。円安と戦争によるコストプッシュ型のインフレで、インフレに弱い医療業界は青息吐息の状態です。
   医療業界は厚生労働省により、医療行為や薬に対する価格は一律に定められています。どこの医療機関で医療を受けても、どの薬局で薬を購入しても、基本的に価格は同じです。つまり、患者さんは支払う金額で医療機関を選ぶことはありません。また、クリニックでの診察対象となるような風邪、軽症の高血圧や糖尿病では、そんなに治療内容は変わらないと思いまし、逆に変わったら大変です。では患者さんは”何”で受診する医療機関を決めるのでしょうか?一つのヒントとして、ある老舗寿司店の成功談があります。腕が良いと評判の寿司職人であった先代の父が引退し、息子が後を継ぐことになりました。息子もあちこちの有名店で修業し、先代に勝るとも劣らない腕を持っていましたが、父の評判が高すぎて、代替わりで味が落ちたと噂が広まり、客足が減り始める様になりました。寿司職人としてのレベルでは決して先代に負けていないと自信のある息子は、どうすれば客足が戻るか一生懸命に考えました。その結果、先代が口直しに客に出していた漬物に目をつけ、漬物を買わず、料理に合う様に一手間工夫して、自分で漬たものを出す様にしました。しばらくすると、息子は先代を超えたと評判になり。客足が戻ったそうです。ここから学ぶべきことは、ある能力がライバルと同じレベルであれば、その能力を更に鍛える事も大切ですが、違う何かを一手間工夫して、ライバルが持っていない他の能力を身につけることの方が効果的であるということです。
  みんなで知恵を絞って、森田内科で出来る一手間を提供して、いつまでもr来院した患者さんに愛されるクリニック創りをしていきたいと考えています。

その先へ

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今月の雑感:その先へ
   新年明けまして、おめでとうございます。今年の森田内科の目標は、7つの習慣の”第一の習慣”、「主体性を発揮する」です。では、主体性を発揮するとはどういうことでしょうか? これは主体的な人の対極である、反応的な人を例に挙げると理解し易くなります。反応的な人は、物理的な環境に振り回される人のことです。自分の行動の責任を外的なものに求めます。天気やその日の気分で、自分の態度やパフォーマンスが変化します。反応的な人にとってこのような外的な力はすべて刺激となって、置かれた状況のまま、生じた感情のままに反応することになります。しかしながら、この刺激と反応の間に、人間の最も偉大な力が存在しています。それは、私たちには自分で自分の反応を選ぶ「選択の自由」があるということです。一方、主体的な人は自分の行動の責任を環境や状況のせいにすることはありません。自らの意志で行動を選択できることを知っているのです。簡単に言うと、人や場所によって態度を変えない、周囲がサボっても目標に向かって進み続けられる、”自分”をしっかり持っている人が主体的な人です。
   当院ではこの「主体性を発揮する」」を目標にするのは2回目ですので、年初からのクリニックの変化を少し期待して見守っていました。まだ、1か月も経っていませんが、前回の内視鏡検査結果を調べて注意点を報告してくれたり、調子が悪く修理に出そうと思っていたドアの原因を調べて直してくれたり、補助金制度を自ら調べて申請してくれたりと、看護師さん、事務員さんたちの期待以上の仕事ぶりに、開院15年目の歴史と成長を感じました。「主体性を発揮する」という目標を既に達成し、”その先”へ進んでいるスタッフの方々がいることに、「もっと成長しなければ・・・。」と、モチベーションを啓発する立場でありながら、モチベーションを頂いてしまいました。
   私も今年でもう55歳、気合とパワーでバリバリ仕事をする歳ではなくなりましたが、30年のキャリアを活かして、気負わず、自然体で良い仕事を少なくとも70歳までは続けたいと思っています。その自然体で行う良い仕事の中に、私もスタッフの皆さんに”その先”を感じて貰える様に頑張っていきますので、今年もどうぞよろしくお願いします。

総括

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このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

今月の雑感:総括
   今年も残すところあとわずかとなりました。当院の経営コンサルタントに聞くと、今年は診療報酬の引き下げ、昨今の円安、インフレのあおりを受けた材料費の高騰により、内科は一般的に5~10%の減収となっている様です。これは時代の流れであり、どうすることもできません。しかしながら、この1年を振り返ってみると、今年は1月から「地域医療に貢献して人を幸せにする。」という、私達のミッションをもう一度見直し、実践することを目標に頑張ってきました。
   診察をしていると、事務さん、看護師さんが患者さんと話す声が聞こえてきます。一昔前と比べると、余裕のある優しくて自信のある声が聞こえて来ます。患者さんが、多すぎず、少なすぎず、試行錯誤して創り上げた予約システムが功を奏し、クリニックはいつも程よい込み具合です。受け入れるしかない利益の減少を除いては、クリニックの運営は100点ではありませんが、上手くいっていると思います。ここまで来るのに14年かかりましたが、やってきたことが確実に実を結び始めていると思います。
   クリニックの来年の目標は、”7つの習慣”の第一の習慣、「主体性を発揮する」です。メンバー一人一人が自ら考え、我々のミッションである「人を幸せにする」ために、今自分が何をすべきか、自ら答えを出して実践できるようになることを目標に、全員で頑張っていきましょう。

 

 

裏表

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今月の雑感:裏表
11月も半ばを過ぎました。あと2週間足らずで忘年会という時期ですが、内視鏡検査中に暑くて、たまらずクーラーをつけてしまう日が続いています。地球温暖化の影響かと調べてみると、世界の平均気温は過去100年で0.74℃上昇し、平均海面水位は17cm上昇し、近年になるほど上昇傾向が加速しているそうです。日本の大都市ではこれにヒートアイランド現象が加わり、100年で約2~3℃上昇しているそうです。温暖化は二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの増加が原因とされていますが、日本は二酸化炭素排出量で世界第5位(1位中国 2位アメリカ 3位インド 4位ロシア)国を挙げての対策が望まれます。
ところで、普段この町では「ここ!」と決めている時計屋さんがありました。特に大切にしている古い時計の修理や電池交換などでは、親身に対応して頂き、頼りにしていました。ある時、旅行からの帰りに、その時計屋が入っているビルの近くに土産物を置き忘れてしまい、探すことになりました。いくら探しても見つからず、ビルの管理部署に届いていないか確かめることにしました。管理部署がどこにあるか聞こうと思い、その時計屋に入ったところ、ベテランらしい店員さんが愛想よく出てきて、用件を尋ねてくれました。土産を置き忘れたこと、管理部署を探していることを伝えたところ、その店員さんの態度が急に変わり、非常に冷たく、事務的になり、管理部署の場所を教えてくれました。客ではない者に愛想よくする必要はないと思いますが、あまりの態度の豹変ぶりに、お店の信頼感は崩れ、喪失感でいっぱいになりました。
人は「より良く思われたい」、「本音を隠したい」、「損得を考える」時に二面性を持つそうですが、人に二面性があることは仕方が無いことだと思います。でも、なるべく嘘がないように、あるがままの自分で人に接することが出来るようになりたいものです。そのためには、いつも自分を磨き、内面から輝く品格身につけるしかないようです。どんな時も患者さん気持ちよく接することのできる医療のプロフェッショナルを目ざして、お互い切磋琢磨しましょう!