日別アーカイブ:2026年5月14日

骨折しても骨は強くなりません

内科医が伝えたい「骨の弱り」と健康寿命の関係【羽曳野・藤井寺・松原】

こんにちは、ふるやまクリニックです。

今回は、
患者さんからよく聞く、

「一度折れた骨は強くなるんですよね?」

というお話について、
少し詳しく解説したいと思います。

若い頃の骨折経験から、
そう感じている方は少なくありません。

しかし、
中高年以降では、
骨折は“骨の弱り”のサインであることが多いのです。

骨折は「骨の老化サイン」のことがあります

高齢者の骨折では、
骨粗しょう症が背景にあるケースが少なくありません。

特に、

  • 背骨
  • 手首
  • 太ももの付け根

などの骨折は、
骨密度低下のサインであることがあります。

また、
一度骨折すると、

活動量低下

筋力低下

さらに骨が弱る

再び骨折しやすくなる

という悪循環に入ることがあります。

これが、
いわゆる「骨折連鎖」です。

骨はカルシウムだけでできているわけではありません

「骨粗しょう症=カルシウム不足」
と思われがちですが、
実際にはもっと複雑です。

骨には、
コラーゲンなどのタンパク質が多く含まれています。

つまり、

  • タンパク質不足
  • 栄養低下
  • 食欲低下

などは、
筋肉だけでなく、
骨にも影響します。

そのため、

  • 糖尿病
  • 腎機能低下
  • 運動不足
  • 低栄養

など、
内科的な問題が、
骨粗しょう症につながっていることも少なくありません。

「骨を守る」ことは、「歩ける体を守る」ことです

骨粗しょう症は、
単なる骨の病気ではありません。

骨、筋肉、栄養、血糖、血圧、
そして活動量。

それらが互いに影響しながら、
健康寿命を左右しています。

当院では、

  • 骨密度測定
  • 血液検査
  • 栄養評価
  • 血糖・血圧管理
  • リハビリ
  • 骨粗しょう症治療

などを行い、
整形外科と内科の両面から診療しています。

「最近歩くのが遅くなった」
「疲れやすくなった」
「体重が減ってきた」

そんな変化を感じる方は、
骨や筋肉からのサインかもしれません。

気になる方は、
お気軽にご相談ください。