月別アーカイブ:2026年7月

骨密度を測っただけで、安心していませんか?

「前に骨密度を測ったから大丈夫」

「骨密度は、それほど低くなかった」

「薬を飲んでいるから、もう心配ない」

そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、骨密度は骨粗しょう症を調べるうえで大切な検査です。

しかし、骨折の危険は、骨密度の数字だけでは決まりません。

骨密度がそれほど低くなくても、転びやすさや筋力低下、持病、過去の骨折などが重なると、骨折の危険が高くなることがあります。

骨折は「骨の弱さ」だけで起こるものではありません

骨折が起こる背景には、大きく分けて二つの問題があります。

一つは、骨粗しょう症などによって骨そのものが弱くなること。

もう一つは、つまずきやふらつき、筋力低下などによって転倒しやすくなることです。

つまり、骨折を防ぐためには、

  • 骨を強くする
  • 転びにくい体をつくる
  • 転倒につながる原因を見つける

という三つの視点が必要です。

骨密度だけを確認しても、筋力や歩き方、転びやすさを見落としていれば、骨折の危険を十分に評価できないことがあります。

過去の骨折は、重要なサインです

「昔、転んで手首を折ったことがある」

「背骨の圧迫骨折を指摘された」

「太ももの付け根を骨折して手術を受けた」

こうした骨折歴は、今後の骨折リスクを考えるうえで重要です。

特に、軽い転倒や日常の動作で起こった骨折は、骨が弱くなっているサインである可能性があります。

一度骨折した方は、その後に別の場所を骨折する危険が高くなります。

以前の骨折が治ったからといって、骨折の問題がすべて終わったわけではありません。

骨折後こそ、次の骨折を防ぐための確認と治療が必要です。

転びやすくなった方も注意が必要です

最近、次のような変化はありませんか。

  • 段差のない場所でつまずく
  • 立ち上がるときにふらつく
  • 歩幅が小さくなった
  • 手すりを使うことが増えた
  • 片足で立ちにくくなった
  • 外出する機会が減った
  • 足の力が落ちたと感じる

こうした変化は、単なる年齢のせいとは限りません。

膝や腰の痛み、足の筋力低下、神経の病気、血圧の変動、脱水、糖尿病など、さまざまな原因が関係していることがあります。

転倒を防ぐためには、骨だけでなく、歩く力や全身の状態を確認することが大切です。

持病やお薬も骨折リスクに関係します

骨折の危険には、持病や服用しているお薬も関係します。

特に、

  • 糖尿病
  • 腎臓病
  • 関節リウマチ
  • 胃の手術後
  • 長期間のステロイド治療
  • 体重減少
  • 食事量の低下
  • 運動不足

などがある方は、骨密度の数字だけでは判断できない場合があります。

また、眠気やふらつきを起こしやすいお薬を服用している場合には、転倒にも注意が必要です。

そのため、骨折予防では、骨密度だけを見るのではなく、持病や服薬状況まで含めた確認が重要です。

当院では、骨折リスクをまとめて確認します

ふるやまクリニックでは、骨密度を測るだけで終わるのではなく、

  • 過去の骨折歴
  • 転倒やつまずきの有無
  • 身長や姿勢の変化
  • 筋力や歩き方
  • 膝や腰の痛み
  • 持病
  • 服用しているお薬

まで確認し、一人ひとりの骨折リスクを考えます。

必要に応じて、DXA法による骨密度測定やレントゲン検査を行い、骨の状態に応じた治療を検討します。

また、薬による治療だけでなく、転倒を防ぐためのリハビリや、筋力とバランスを保つための運動も大切にしています。

整形外科・内科・リハビリテーション科が連携し、骨と歩く力の両方から骨折予防に取り組みます。

骨折予防は、検査を受けて終わりではありません

骨密度検査は、骨折予防の入り口です。

しかし、

「検査を受けた」

「数字を聞いた」

「薬をもらった」

だけで安心するのではなく、その後も治療を続け、筋力や歩行、転倒リスクを確認していくことが大切です。

骨粗しょう症の治療は、長く続けてこそ効果が期待できます。

途中で通院や治療をやめてしまうと、知らないうちに骨が弱くなっていることもあります。

折れる前に見つけ、折れた後は次を折らせない

当院が目指しているのは、骨密度の数字を改善することだけではありません。

最初の骨折を防ぐこと。

すでに骨折した方には、次の骨折を起こさせないこと。

そして、できるだけ長く自分の足で歩き続けられるようにすることです。

これが、当院が今後推進していく「骨折ゼロプロジェクト」の根本的な考え方です。

骨密度を測ったことがある方も、最近転びやすくなった方、過去に骨折したことがある方は、一度、骨折リスク全体を確認してみましょう。

ふるやまクリニック
整形外科・内科・リハビリテーション科
近鉄南大阪線 高鷲駅徒歩1分

身長が縮んだ、背中が丸くなった――その変化、骨は大丈夫ですか?

「最近、背中が丸くなってきた」

「若いころより、身長が低くなった気がする」

「腰や背中の痛みが、なかなか治らない」

こうした変化を、
「もう歳だから仕方がない」
と思っていませんか。

年齢とともに姿勢が少しずつ変わることはあります。

しかし、身長が大きく縮んだり、背中が丸くなったり、腰や背中の痛みが長く続いたりする場合には、骨粗しょう症や、背骨の圧迫骨折が隠れていることがあります。

転んでいなくても、骨折することがあります

「骨折」というと、転んだり、強くぶつけたりしたときに起こるものと思われがちです。

しかし、骨粗しょう症が進むと骨が弱くなり、

  • 重い物を持ち上げた
  • 体を少しひねった
  • くしゃみをした
  • 布団から起き上がった

といった日常の何気ない動作をきっかけに、背骨がつぶれるように骨折することがあります。

これが、背骨の圧迫骨折です。

圧迫骨折は、必ずしも激しい痛みを伴うとは限りません。

はっきりしたきっかけがなく、

「少し腰が痛いだけ」

「いつもの腰痛だろう」

「歳を取れば背中は丸くなる」

と思われ、見過ごされていることもあります。

身長が縮むのは、骨からのサインかもしれません

背骨が圧迫骨折を起こすと、その分だけ背骨の高さが低くなります。

圧迫骨折が複数重なると、

  • 若いころより身長が2〜3cm以上縮んだ
  • 背中が丸くなってきた
  • 前かがみになった
  • おなかが出たように見える
  • 歩きにくくなった

といった変化として現れることがあります。

ご自身で姿勢の変化が気になったり、ご家族から「背中が丸くなった」と言われたりした場合には、一度、骨の状態を確認することが大切です。

一度折れると、次の骨折が起こりやすくなります

骨粗しょう症で注意しなければならないのは、最初の骨折だけではありません。

背骨や手首、太ももの付け根などを一度骨折した方は、その後、別の場所を骨折する危険が高くなります。

特に太ももの付け根の骨折は、入院や手術が必要になることが多く、その後の歩く力や生活の自立に大きく影響します。

大切なのは、

  • 折れる前に、骨の弱りを見つけて予防する
  • 一度骨折した方は、次の骨折を防ぐ

という考え方です。

骨折してから治療するだけでなく、最初の骨折と、その次の骨折を防ぐことが重要です。

骨密度の数値だけでは分かりません

骨折の危険は、骨密度の数値だけで決まるものではありません。

次のようなことも関係します。

  • 過去に骨折したことがある
  • 最近、つまずいたり転んだりすることが増えた
  • 足の筋力やバランスが落ちてきた
  • 糖尿病や腎臓病がある
  • ステロイド薬を長く使用している
  • 胃の手術を受けたことがある
  • 体重が減ってきた
  • 外出や運動の機会が減っている

骨折を防ぐためには、骨密度だけでなく、筋力、歩き方、転びやすさ、持病、服用しているお薬まで含めて確認することが大切です。

当院では、骨と「歩く力」をまとめて診ています

ふるやまクリニックでは、骨密度を測るだけで診療を終えるのではありません。

  • 身長や姿勢の変化
  • 背中や腰の痛み
  • 過去の骨折歴
  • 転倒の有無
  • 筋力や歩き方
  • 持病や服用中のお薬

を確認したうえで、必要に応じてDXA法による骨密度測定やレントゲン検査を行い、一人ひとりの状態に合った治療を考えます。

薬による治療だけでなく、転倒を防ぐためのリハビリや、歩く力を保つための運動も重要です。

整形外科だけでなく、内科とリハビリテーション科の視点を組み合わせ、骨折につながるさまざまな原因を確認します。

地域から骨折を減らす――「骨折ゼロプロジェクト」

当院が目指しているのは、骨折した場所を治療することだけではありません。

この地域から、骨粗しょう症による骨折を少しでも減らしていくことです。

骨折は突然起こったように見えても、その前から、

  • 骨が弱くなっていた
  • 筋力が落ちていた
  • 転びやすくなっていた
  • 骨粗しょう症が見逃されていた
  • 治療が途中で中断されていた

といった変化が積み重なっていることがあります。

その小さな変化を早く見つけ、最初の骨折を防ぐ。

すでに骨折した方には、次の骨折を起こさせない。

これが、当院が今後推進していく「骨折ゼロプロジェクト」の根本的な考え方です。

骨密度を測るだけの取り組みではありません。

骨、筋力、歩行、転倒、持病、服薬まで含めて確認し、一人ひとりの骨折リスクを減らすことを目指します。

「歳のせい」と思う前に、一度ご相談ください

  • 身長が縮んだ気がする
  • 背中が丸くなってきた
  • 腰や背中の痛みが長く続いている
  • 歩く姿勢が変わってきた
  • 過去に骨折したことがある

こうした変化は、骨から出ている小さなサインかもしれません。

骨粗しょう症は、骨折するまで自覚症状がないことも多い病気です。

だからこそ、骨折する前に気づくことが大切です。

折れる前に見つけ、折れた後は次を折らせない。

身長や姿勢の変化が気になる方、過去に骨折したことがある方は、ご相談ください。

ふるやまクリニック
整形外科・内科・リハビリテーション科
近鉄南大阪線 高鷲駅徒歩1分

熱中症は、痛み止めを飲んでも治りません

診察をしていると、ときどき、

「熱中症っぽいので、効く薬をください」

と言われることがあります。

熱中症に特効薬のようなものはないとお伝えすると、

「それなら、頭痛の薬をください」

と言われることもあります。

しんどいので、何か薬を飲んで早く楽になりたい。そのお気持ちはよく分かります。

しかし、痛み止めだけで済ませようとするのは、少し危険です。

熱中症は「薬を飲めば治る病気」ではありません

熱中症は、暑さによって体に熱がこもり、汗と一緒に水分や塩分が失われた状態です。

痛み止めを飲むと、頭痛が一時的に軽くなることはあります。

しかし、体の中の水分不足や、体にこもった熱は改善していません。

「痛みが減ったから、もう大丈夫」

と思って動き続けると、かえって症状が悪くなることがあります。

頭痛を軽くすることと、熱中症を治すことは別です。

熱中症の基本の対処は、この3つです

  1. 涼しい場所で休む
  2. 体を冷やす
  3. 水分と塩分を補う

意識がはっきりしていて、自分で水分を飲める場合は、まずこの3つを行ってください。

ご自宅でできること

涼しい場所へ移る

冷房の効いた部屋や、風通しのよい日陰で休みます。

服をゆるめる

襟元やベルトをゆるめ、体の熱を逃がしやすくします。

体を冷やす

保冷剤や冷たいタオルなどで、

  • 首のまわり
  • 脇の下
  • 足の付け根

を冷やしてください。

水分と塩分を補う

意識がはっきりしていて、吐き気がなければ、経口補水液などを少しずつ飲みます。

一度にたくさん飲むのではなく、少しずつ補うことが大切です。

※心臓や腎臓の病気などで、水分や塩分を制限されている方は、かかりつけ医の指示に従ってください。

こんなときは、我慢せず受診してください

  • 頭痛や吐き気、強いだるさが続く
  • 水分が十分に取れない
  • ふらついて歩きにくい
  • 冷やして水分を取っても良くならない
  • 尿が少ない
  • 持病があり、いつもと違うだるさやふらつきがある
  • 一人暮らしで、様子を見てくれる人がいない

症状が強いときや、口から十分な水分が取れないときには、点滴が必要になることがあります。

点滴が必要かどうかは、症状や血圧、脱水の程度、持病などを診察して判断します。

こんなときは、すぐに救急車を呼んでください

  • 呼びかけへの反応がおかしい
  • ぼんやりしている
  • 自分で水分を飲めない
  • 何度も吐いている
  • けいれんしている
  • まっすぐ歩けない
  • 明らかに普段と様子が違う

意識がもうろうとしている方に、無理に水を飲ませてはいけません。

水が誤って気管に入る危険があります。

救急車を待つ間も、涼しい場所へ移し、服をゆるめて、体を冷やし続けてください。

「若いから大丈夫」とは限りません

熱中症は、ご高齢の方だけの病気ではありません。

若い方でも、

  • 長時間、暑い場所にいた
  • 水分をあまり取っていなかった
  • 寝不足だった
  • 食事が十分に取れていなかった
  • 体調を崩していた

といった条件が重なると、熱中症になります。

「若いから大丈夫」と考えず、年齢ではなく、今出ている症状で判断することが大切です。

薬で我慢せず、早めにご相談ください

熱中症の基本は、

冷やすこと
水分と塩分を補うこと
休むこと

です。

痛み止めを飲んで無理を続けるのではなく、頭痛や吐き気、強いだるさがあるときは、早めに受診してください。

熱中症かなと思ったら、薬で我慢せず、早めの受診を。

ふるやまクリニック

その腰痛、湿布だけで済ませていませんか?――見逃してはいけないサインを知る


「腰が痛い」という一言の中には、実にさまざまな原因が隠れています。

同じ症状でも、安静にしていれば良くなるものもあれば、早急に精密検査が必要なものもあります。この違いを見分けることこそが、腰痛診療の本質です。

診察で確認していること

当院では、腰痛を訴える患者さんに対して、以下のような点を丁寧に確認しています。

  • 痛みが始まったきっかけ(転倒、重いものを持った、特に思い当たる原因がないなど)
  • 安静にしていても痛むか、夜間に痛みで目が覚めるか
  • 発熱や、意図しない体重の変化がないか
  • 足のしびれや、力の入りにくさがないか
  • 歩き方に変化がないか
  • 骨粗しょう症の既往や転倒歴があるか
  • 尿や便に異常がないか

これらは一見、腰そのものとは関係ないように思えるかもしれません。しかし、腰痛の背景には、骨折や神経の圧迫、まれに内臓由来の病気が隠れていることがあります。表面的な痛みの強さだけでなく、こうした全身のサインを合わせて見ることで、本当に注意すべき腰痛かどうかが見えてきます。

「今日だけ」ではなく「これから」を見る診療

必要と判断した場合は、提携する医療機関と連携し、画像検査を含めた詳しい検査を行います。そのうえで、当院で経過を診ていくのか、より設備の整った病院での精査が必要なのかを判断します。

腰痛の診察は、その場の痛みを抑える湿布や薬を受け取るためだけのものではありません。今の痛みの背景にあるものを見極め、これから先も自分の足で歩き続けられる状態を守るための、大切な入り口です。

こんなときは早めにご相談ください

  • いつもと明らかに違う腰痛
  • 急に強くなった腰痛
  • 足に力が入りにくい、しびれがある

一つでも当てはまる場合は、我慢せずご相談ください。


ふるやまクリニック 大阪府羽曳野市高鷲9-1-1


その腰痛、いつもの痛みと思い込んでいませんか

――腰痛には、早めの診察が必要な場合があります

「またいつもの腰痛だろう」
「少し休めば、そのうち治るだろう」

腰が痛くても、このように考えて様子を見ている方は少なくありません。

腰痛の多くは、筋肉や関節への負担、加齢による変化などが関係しています。しかし、すべての腰痛が同じではありません。

なかには、骨折や感染症、神経の強い圧迫など、早めに詳しく調べた方がよい病気が隠れていることがあります。

こんな腰痛には注意が必要です

次のような症状や状況がある場合は、単なる腰痛と決めつけず、早めに医療機関へ相談してください。

転倒した後から強く痛む

尻もちをついた後や転倒した後から腰が痛む場合は、背骨の圧迫骨折が隠れていることがあります。

特に、骨粗しょう症がある方や高齢の方では、大きな事故でなくても骨折することがあります。

「転んでいないから大丈夫」とは限りません。重い物を持った、体をひねった、くしゃみをしたといった小さなきっかけで痛みが始まることもあります。

安静にしていても強く痛む

一般的な腰痛は、姿勢や動作によって痛みが変化することが多くあります。

一方で、動いていないときにも強く痛む、横になっても楽にならない、夜中に何度も痛みで目が覚める場合には、別の原因がないか確認が必要です。

夜に痛むという症状だけで重大な病気と決まるわけではありませんが、発熱、体重減少、がんの治療歴など、ほかの所見を伴う場合には注意が必要です。腰痛の危険な兆候は、一つの症状だけではなく、年齢、経過、既往歴、全身状態を合わせて判断します。

発熱や強いだるさを伴う

腰痛とともに発熱、寒気、強いだるさなどがある場合には、背骨やその周囲の感染症が隠れている可能性があります。

糖尿病のある方、免疫を抑える薬を使用している方、最近手術や処置を受けた方などは、特に注意が必要です。

がんの治療歴や急な体重減少がある

現在がんの治療中の方だけでなく、過去にがんの治療を受けたことがある方も、新しく腰痛が出た場合には、その治療歴を医師に伝えることが大切です。

食事量を減らしていないのに体重が減っている、痛みが徐々に強くなっているといった場合も、原因を確認した方がよいことがあります。

足に力が入りにくい、歩きにくい

腰の神経が強く圧迫されると、足の痛みやしびれだけでなく、足に力が入らない、つまずきやすい、歩きにくいといった症状が現れることがあります。

特に、足の力が急に弱くなった場合や、症状が次第に悪化している場合は、早めの評価が必要です。

尿や便が出にくい、股の周囲がしびれる

腰痛や足のしびれに加えて、

  • 尿が出にくい
  • 尿や便が漏れる
  • 排尿している感覚が分かりにくい
  • お尻や股の周囲の感覚が鈍い
  • 両足に強いしびれや力の入りにくさがある

といった症状が突然現れた場合は、腰の神経が広い範囲で強く圧迫されている可能性があります。

このような症状は、速やかな検査や治療が必要になることがあります。診療時間を待たず、救急医療機関への相談を検討してください。

腰痛の診察では何を確認しているのでしょうか

腰痛の診察は、湿布や痛み止めを受け取るためだけのものではありません。

診察では、

  • いつ、どのように痛みが始まったか
  • 動いたときと安静時で痛みが変わるか
  • 転倒やけががなかったか
  • 発熱や体重減少がないか
  • がんや骨粗しょう症などの治療歴
  • 足の感覚や筋力
  • 歩き方
  • 尿や便の異常

などを確認します。

こうした情報を組み合わせて、一般的な腰痛として治療できるのか、画像検査が必要なのか、設備の整った病院で詳しく調べる必要があるのかを判断します。

「いつもの腰痛」と思っていても、状態は毎回同じとは限りません

腰痛があるからといって、必ず重大な病気が隠れているわけではありません。

しかし、腰痛の原因や危険度は、痛む場所だけでは判断できません。これまでの経過や全身の状態、足の力や感覚などを診察することで、初めて分かることがあります。

特に、

  • これまでと違う強い腰痛
  • 転倒や尻もちの後から始まった腰痛
  • 安静にしていても続く痛み
  • 発熱や急な体重減少を伴う腰痛
  • 足の力が入りにくい、歩きにくい
  • 尿や便の異常を伴う

といった場合は、我慢せず早めにご相談ください。

腰痛の診察は、痛みの原因と、見逃してはいけない兆候を確認するための大切な健康チェックです。

ふるやまクリニック
整形外科・内科・リハビリテーション科
大阪府羽曳野市高鷲9-1-1

そのうち治る」と我慢していませんか ――肩の痛みは、今の状態に応じた対応が大切です

肩が痛くても、

「年のせいやから仕方ない」
「五十肩なら、そのうち自然に治るだろう」
「痛くても動かした方がよいのではないか」

そう考え、受診せずに様子を見ている方は少なくありません。

しかし、肩の痛みの原因は一つではありません。

五十肩だと思っていても、診察の結果、肩の腱の傷みや、石灰による炎症など、別の原因が考えられることがあります。

原因や肩の状態によって、必要な検査や治療方法も異なります。

大切なのは、「五十肩だろう」と片づけず、現在の肩の状態を確認することです。

診察では、どのようなことを確認するのでしょうか

ふるやまクリニックでは、まず次のようなことをお伺いします。

  • いつから肩が痛むのか
  • どのような動作で痛むのか
  • 夜も痛むのか
  • 腕を上げにくいか
  • 家事や仕事、睡眠にどの程度影響しているか

そのうえで、肩の動く範囲や痛みが出る動作を確認し、必要に応じて検査を行います。

診察と肩の動きの確認

腕を前や横に上げられるか、背中に手を回せるかなど、肩がどこまで動くのかを確認します。

痛みが出る位置や動作、左右の違いなどは、原因を考えるための手がかりになります。

レントゲン検査

骨の状態や関節の変化、石灰がたまっていないかなどを確認するために、レントゲン検査を行うことがあります。

必要に応じた超音波、エコー検査

症状や診察結果に応じて、超音波を使い、肩の腱などの状態を確認することがあります。

さらに詳しい検査が必要と判断した場合は、MRIなどの精密検査が可能な医療機関をご紹介します。

肩の痛みへの対応は、全員が同じではありません

治療内容は、病気の種類だけでなく、痛みの強さ、肩の動く範囲、症状が始まってからの期間、日常生活への影響などを確認して検討します。

同じ「肩の痛み」であっても、全員に同じ治療を行うわけではありません。

薬による治療

痛みや炎症の程度に応じて、飲み薬や貼り薬、塗り薬などを使用することがあります。

持病や服用中のお薬も確認しながら、使用する薬を検討します。受診の際は、お薬手帳をお持ちいただくと確認がスムーズです。

注射治療

肩の痛みや炎症の状態に応じて、肩の関節周囲への注射を検討することがあります。

注射がすべての方に必要なわけではありません。診察や検査結果をもとに、必要性を判断します。

運動器リハビリテーション

肩が痛むために動かさない状態が続くと、肩の動かしにくさが強くなることがあります。

運動器リハビリテーションでは、痛みの強さや肩の動く範囲に応じて、肩を動かしやすくすることを目指した運動や、日常生活での注意点をお伝えします。

ただし、痛みが強い時期に無理に動かせばよいわけではありません。

現在の肩の状態を確認しながら、無理のない範囲で進めることが大切です。

専門医療機関への紹介

肩の腱に大きな損傷が疑われる場合や、MRIなどの精密検査、手術による治療が必要と判断した場合は、対応可能な医療機関をご紹介します。

我慢を重ねる前に、現在の肩の状態を確認しませんか

肩の痛みの中には、時間とともに落ち着いていくものもあります。

一方で、症状によっては痛みや肩の動かしにくさが長引くことがあります。

次のような症状に心当たりはありませんか。

  • 夜、肩が痛くて眠れない
  • 痛い方を下にして眠れない
  • 腕が肩より上に上がりにくい
  • 肩の痛みが続いている
  • 家事や仕事、着替えに支障が出ている
  • ある日突然、肩が強く痛み始めた

こうした症状がある場合は、「五十肩だから仕方ない」と決めつけず、整形外科へご相談ください。

ふるやまクリニックでは、診察と必要な検査を行い、痛みの強さや肩の動き、生活への影響を確認します。

そのうえで、薬による治療、注射治療、運動器リハビリテーションなどから、現在の状態に応じた治療方法を検討します。

夜、肩が痛くて眠れない

――それは「歳のせい」ではないかもしれません

布団に入り、うとうとしかけた瞬間に肩がズキッと痛む。
痛い方を下にできず、いつも同じ向きでしか眠れない。
寝返りを打つたびに目が覚めてしまう。

そんな夜が続いていませんか。

夜に肩が痛む原因には、いわゆる五十肩のほか、肩の腱の傷みや、腱に石灰がたまることで起こる炎症などがあります。

肩が上がらない、夜に痛くて眠れないといった状態が続く場合は、「年齢のせい」「五十肩だろう」と決めつけず、整形外科で現在の状態を確認することが大切です。

「五十肩」と一言でまとめられがちですが

肩が痛い。
腕が上がらない。

このような症状があると、多くの方が「五十肩だろう」と考えます。

しかし、似た症状でも原因が異なることがあります。原因によって、痛みの出方や必要な対応も変わります。

肩関節周囲炎、いわゆる五十肩

肩の関節の周囲に炎症が起こり、動かしたときの痛みや、肩の動かしにくさが現れます。

エプロンのひもを後ろで結ぶ、シャツの袖に腕を通す、髪を整えるといった、普段は意識しない動作がつらくなることがあります。

腱板障害

腱板とは、腕を持ち上げたり、肩の関節を安定させたりするための組織です。

加齢や日常動作の積み重ねなどによって傷むと、腕を上げるときに痛みが出たり、夜に肩が痛んだりすることがあります。

石灰沈着性腱板炎

肩の腱に石灰がたまり、炎症を起こす病気です。

ある日突然、肩を動かすことが難しいほど強く痛むことがあります。

似たような肩の痛みでも、原因が異なることがあります。症状だけで判断するのが難しいため、診察や検査で確認することが大切です。

なぜ夜になると、肩の痛みが強く感じられるのでしょうか

日中はそれほど気にならなかったのに、横になった途端に肩が痛み始める。

肩の夜間痛には、横になることで肩にかかる圧力が変わることや、肩の関節周囲の炎症などが関係していると考えられています。

ただし、「夜に痛むから五十肩」と判断することはできません。

まずは、いつから痛むのか、どのような動作で痛むのか、肩がどこまで動くのかを確認し、現在の肩の状態を把握することが重要です。

こんな症状に心当たりはありませんか

  • 夜、肩の痛みで目が覚める
  • 痛い方を下にして眠れない
  • 腕が肩より上に上がりにくい
  • 服の着替えや髪を整える動作がつらい
  • 肩の痛みが続いている
  • 家事や仕事、睡眠に影響が出ている
  • ある日突然、肩が強く痛み始めた

一つでも当てはまり、症状が続いている場合は、我慢を重ねる前に一度ご相談ください。

突然強い痛みが出た場合や、眠れないほどの痛みが続く場合も、早めに原因を確認することが大切です。

「動かした方がよいのか、休めた方がよいのか」も状態によって異なります

肩の痛みは、炎症が強い時期と、肩の動きが硬くなっている時期とで、適した対応が異なります。

痛くても動かした方がよい場合もあれば、まず肩への負担を減らし、炎症を落ち着かせることを優先する場合もあります。

今がどのような時期なのかをご自身で見分けるのは、簡単ではありません。

自己流の体操や強いマッサージによって、痛みが強くなることもあります。無理をせず、現在の肩の状態を確認してから取り組むことが大切です。

羽曳野市で、夜に肩が痛くて眠れない、腕が上がらない、五十肩かもしれないとお悩みの方は、ふるやまクリニックへご相談ください。

診察と必要な検査を行い、痛みの強さや肩の動く範囲、日常生活への影響を確認したうえで、状態に応じた治療方法を検討します。

夏にふらつく・立ちくらみが続く方へ

その「ふらつき」、脱水だけが原因とは限りません

「立ち上がるとクラッとする」
「歩いていると足元がなんとなく頼りない」
「暑い時期だから、こんなものかな……」

そう思って様子を見ている方も多いのではないでしょうか。

もちろん、夏は脱水や暑さによる影響でふらつきが起こることがあります。しかし、原因はそれだけとは限りません。


なぜ夏はふらつきやすいのでしょうか

汗をかくことで体の水分や塩分が失われると、血圧が下がりやすくなり、ふらつきや立ちくらみを感じることがあります。

さらに、

  • 血糖値の変動
  • 食事や水分が十分にとれていない
  • 睡眠不足や疲れの蓄積

などが重なると、症状が強く現れることもあります。

「暑いから仕方ない」と決めつけず、体からのサインとして受け止めることが大切です。


こんな症状があれば、一度ご相談ください

  • ふらつきや立ちくらみが何日も続いている
  • 歩くと足元がおぼつかない、ふらっとすることが増えた
  • 最近、転びそうになったことがある
  • 水分をとっても改善しない
  • だるさや食欲の低下が続いている

このような症状がある場合は、一度原因を確認することをおすすめします。

特に、高血圧や糖尿病で治療中の方、ご高齢の方は、早めの相談が安心につながります。


一番心配なのは「転倒」です

ふらつきや立ちくらみで最も心配なのは、転倒につながってしまうことです。

転倒による骨折は、その後の生活や活動量に大きく影響することがあります。

「あれ、少しいつもと違うな」と感じた時点で原因を確認しておくことが、この先も自分の足で元気に歩き続けるための大切な一歩になります。


日頃から意識したいこと

  • のどが渇く前から、こまめに水分を補給する
  • 3食をしっかり食べる
  • 炎天下での長時間の外出は控える
  • エアコンを上手に使い、十分な睡眠をとる

「夏だから仕方ない」と一人で判断せず、少しでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

何事もなければ、それが一番です。安心して夏を過ごすためにも、気になるサインをそのままにしないことが大切です。

高血圧・糖尿病のお薬を飲んでいる方へ

「暑いから仕方ない」と思っていませんか?夏のだるさ・立ちくらみにご注意を

「最近、なんとなく体がだるい」
「立ち上がったときに、フワッとする」
「歳のせいかな、それとも暑さのせいかな……」

そんなふうに感じながら、様子を見ておられる方は少なくありません。

実際、この時期になると当院でも、同じようなご相談が増えてきます。特に、高血圧や糖尿病で治療を受け、お薬を飲んでおられる方は、少し注意していただきたい季節です。


汗をかくと、体の中では何が起きているのでしょうか

暑い日は、自分では気づかないうちにたくさん汗をかいています。

すると体の水分が少しずつ失われ、血圧が普段より下がりやすくなることがあります。そのため、立ちくらみやふらつき、だるさを感じることがあります。

また、糖尿病のある方は、血糖値の状態によって水分が失われやすくなることもあり、夏は特に脱水への注意が必要です。


お薬は自己判断でやめないでください

高血圧や糖尿病のお薬は、毎日の健康を守るために欠かせない大切なお薬です。

一方で、夏の脱水や体調の変化が重なると、お薬の影響を受けやすくなり、だるさや立ちくらみにつながることがあります。

「薬が合わなくなったのかな」と感じても、ご自身の判断でお薬を中止したり、量を減らしたりすることは避けましょう。

気になる症状があるときは、次の診察日を待たずに、お電話でも構いませんのでお気軽にご相談ください。


「歳のせい」で片付けないでほしい理由

立ちくらみや足元のふらつきを、「年齢のせいだから」と我慢してしまう方もいらっしゃいます。

しかし、そのまま様子を見ているうちに、転倒や熱中症につながることもあります。

小さな体調の変化に早めに気づき、対策をとることが、この夏も元気に過ごし、自分の足で歩き続けるための大切なポイントです。


今日からできること

  • のどが渇く前から、こまめに水分を補給する
  • 暑い時間帯の外出や作業は無理をしない
  • 食事は抜かず、しっかり食べる
  • 「いつもと違う」と感じたら我慢しない

毎日の少しの心がけが、夏を元気に乗り切ることにつながります。

もし、だるさや立ちくらみ、ふらつきが気になるようでしたら、お気軽にご相談ください。一人ひとりのお体の状態や治療内容に合わせて、一緒に原因を考え、安心して夏を過ごせるようお手伝いします。

「少し様子を見よう」が危険なことも。夏の脱水は早めの対応が大切です

「食欲がないけれど、夏バテだろう。」
「少しふらつくけれど、そのうち良くなるはず。」

暑い時期には、このように考えて様子を見る方も少なくありません。しかし、その体調不良は脱水が原因かもしれません。

脱水は熱中症だけではありません

脱水というと熱中症を思い浮かべる方が多いですが、脱水は体内の水分が不足した状態です。

軽い脱水でも、

  • 食欲がない
  • 尿の量が減る
  • 立ちくらみやふらつき
  • 体がだるい
  • 集中しにくい

といった症状が現れることがあります。

高齢者では、のどの渇きを感じにくくなるため、自覚がないまま脱水が進むこともあります。

脱水が転倒につながることも

脱水になると血圧が下がりやすくなり、立ち上がったときにふらつくことがあります。

このふらつきは転倒の原因となり、骨折や歩行機能の低下につながることもあります。

「歩けるから大丈夫」と思わず、体の変化に早めに気付くことが大切です。

こんな症状があれば受診を検討しましょう

次のような症状が続く場合は、医療機関への相談をご検討ください。

  • 水分を十分に飲めない
  • 食欲が戻らない
  • 尿が極端に少ない
  • ふらつきが続く
  • 歩くのが不安になってきた
  • 意識がぼんやりする

特に高齢の方や持病のある方は、症状が悪化しやすいため注意が必要です。

夏を元気に過ごすために

脱水は、早めに気付き対応することで予防できることが少なくありません。

こまめな水分補給を心がけ、食事もしっかり摂るようにしましょう。

「いつもと違う」「何となく調子が悪い」と感じたときは、無理をせず早めにご相談ください。

ふらつき、食欲低下、膝や腰の痛み、歩く速さの低下は、単なる夏バテや年齢のせいとは限りません。

放置すると、外出減少や転倒、歩行機能低下につながることがあります。

ふるやまクリニックでは、内科・整形外科・リハビリテーション科の視点から、歩行寿命を守るための確認を行っています。気になる症状があればご相談ください。