「最近、背中が丸くなってきた」
「若いころより、身長が低くなった気がする」
「腰や背中の痛みが、なかなか治らない」
こうした変化を、
「もう歳だから仕方がない」
と思っていませんか。
年齢とともに姿勢が少しずつ変わることはあります。
しかし、身長が大きく縮んだり、背中が丸くなったり、腰や背中の痛みが長く続いたりする場合には、骨粗しょう症や、背骨の圧迫骨折が隠れていることがあります。
転んでいなくても、骨折することがあります
「骨折」というと、転んだり、強くぶつけたりしたときに起こるものと思われがちです。
しかし、骨粗しょう症が進むと骨が弱くなり、
- 重い物を持ち上げた
- 体を少しひねった
- くしゃみをした
- 布団から起き上がった
といった日常の何気ない動作をきっかけに、背骨がつぶれるように骨折することがあります。
これが、背骨の圧迫骨折です。
圧迫骨折は、必ずしも激しい痛みを伴うとは限りません。
はっきりしたきっかけがなく、
「少し腰が痛いだけ」
「いつもの腰痛だろう」
「歳を取れば背中は丸くなる」
と思われ、見過ごされていることもあります。
身長が縮むのは、骨からのサインかもしれません
背骨が圧迫骨折を起こすと、その分だけ背骨の高さが低くなります。
圧迫骨折が複数重なると、
- 若いころより身長が2〜3cm以上縮んだ
- 背中が丸くなってきた
- 前かがみになった
- おなかが出たように見える
- 歩きにくくなった
といった変化として現れることがあります。
ご自身で姿勢の変化が気になったり、ご家族から「背中が丸くなった」と言われたりした場合には、一度、骨の状態を確認することが大切です。
一度折れると、次の骨折が起こりやすくなります
骨粗しょう症で注意しなければならないのは、最初の骨折だけではありません。
背骨や手首、太ももの付け根などを一度骨折した方は、その後、別の場所を骨折する危険が高くなります。
特に太ももの付け根の骨折は、入院や手術が必要になることが多く、その後の歩く力や生活の自立に大きく影響します。
大切なのは、
- 折れる前に、骨の弱りを見つけて予防する
- 一度骨折した方は、次の骨折を防ぐ
という考え方です。
骨折してから治療するだけでなく、最初の骨折と、その次の骨折を防ぐことが重要です。
骨密度の数値だけでは分かりません
骨折の危険は、骨密度の数値だけで決まるものではありません。
次のようなことも関係します。
- 過去に骨折したことがある
- 最近、つまずいたり転んだりすることが増えた
- 足の筋力やバランスが落ちてきた
- 糖尿病や腎臓病がある
- ステロイド薬を長く使用している
- 胃の手術を受けたことがある
- 体重が減ってきた
- 外出や運動の機会が減っている
骨折を防ぐためには、骨密度だけでなく、筋力、歩き方、転びやすさ、持病、服用しているお薬まで含めて確認することが大切です。
当院では、骨と「歩く力」をまとめて診ています
ふるやまクリニックでは、骨密度を測るだけで診療を終えるのではありません。
- 身長や姿勢の変化
- 背中や腰の痛み
- 過去の骨折歴
- 転倒の有無
- 筋力や歩き方
- 持病や服用中のお薬
を確認したうえで、必要に応じてDXA法による骨密度測定やレントゲン検査を行い、一人ひとりの状態に合った治療を考えます。
薬による治療だけでなく、転倒を防ぐためのリハビリや、歩く力を保つための運動も重要です。
整形外科だけでなく、内科とリハビリテーション科の視点を組み合わせ、骨折につながるさまざまな原因を確認します。
地域から骨折を減らす――「骨折ゼロプロジェクト」
当院が目指しているのは、骨折した場所を治療することだけではありません。
この地域から、骨粗しょう症による骨折を少しでも減らしていくことです。
骨折は突然起こったように見えても、その前から、
- 骨が弱くなっていた
- 筋力が落ちていた
- 転びやすくなっていた
- 骨粗しょう症が見逃されていた
- 治療が途中で中断されていた
といった変化が積み重なっていることがあります。
その小さな変化を早く見つけ、最初の骨折を防ぐ。
すでに骨折した方には、次の骨折を起こさせない。
これが、当院が今後推進していく「骨折ゼロプロジェクト」の根本的な考え方です。
骨密度を測るだけの取り組みではありません。
骨、筋力、歩行、転倒、持病、服薬まで含めて確認し、一人ひとりの骨折リスクを減らすことを目指します。
「歳のせい」と思う前に、一度ご相談ください
- 身長が縮んだ気がする
- 背中が丸くなってきた
- 腰や背中の痛みが長く続いている
- 歩く姿勢が変わってきた
- 過去に骨折したことがある
こうした変化は、骨から出ている小さなサインかもしれません。
骨粗しょう症は、骨折するまで自覚症状がないことも多い病気です。
だからこそ、骨折する前に気づくことが大切です。
折れる前に見つけ、折れた後は次を折らせない。
身長や姿勢の変化が気になる方、過去に骨折したことがある方は、ご相談ください。
ふるやまクリニック
整形外科・内科・リハビリテーション科
近鉄南大阪線 高鷲駅徒歩1分

