日別アーカイブ:2026年7月16日

そのうち治る」と我慢していませんか ――肩の痛みは、今の状態に応じた対応が大切です

肩が痛くても、

「年のせいやから仕方ない」
「五十肩なら、そのうち自然に治るだろう」
「痛くても動かした方がよいのではないか」

そう考え、受診せずに様子を見ている方は少なくありません。

しかし、肩の痛みの原因は一つではありません。

五十肩だと思っていても、診察の結果、肩の腱の傷みや、石灰による炎症など、別の原因が考えられることがあります。

原因や肩の状態によって、必要な検査や治療方法も異なります。

大切なのは、「五十肩だろう」と片づけず、現在の肩の状態を確認することです。

診察では、どのようなことを確認するのでしょうか

ふるやまクリニックでは、まず次のようなことをお伺いします。

  • いつから肩が痛むのか
  • どのような動作で痛むのか
  • 夜も痛むのか
  • 腕を上げにくいか
  • 家事や仕事、睡眠にどの程度影響しているか

そのうえで、肩の動く範囲や痛みが出る動作を確認し、必要に応じて検査を行います。

診察と肩の動きの確認

腕を前や横に上げられるか、背中に手を回せるかなど、肩がどこまで動くのかを確認します。

痛みが出る位置や動作、左右の違いなどは、原因を考えるための手がかりになります。

レントゲン検査

骨の状態や関節の変化、石灰がたまっていないかなどを確認するために、レントゲン検査を行うことがあります。

必要に応じた超音波、エコー検査

症状や診察結果に応じて、超音波を使い、肩の腱などの状態を確認することがあります。

さらに詳しい検査が必要と判断した場合は、MRIなどの精密検査が可能な医療機関をご紹介します。

肩の痛みへの対応は、全員が同じではありません

治療内容は、病気の種類だけでなく、痛みの強さ、肩の動く範囲、症状が始まってからの期間、日常生活への影響などを確認して検討します。

同じ「肩の痛み」であっても、全員に同じ治療を行うわけではありません。

薬による治療

痛みや炎症の程度に応じて、飲み薬や貼り薬、塗り薬などを使用することがあります。

持病や服用中のお薬も確認しながら、使用する薬を検討します。受診の際は、お薬手帳をお持ちいただくと確認がスムーズです。

注射治療

肩の痛みや炎症の状態に応じて、肩の関節周囲への注射を検討することがあります。

注射がすべての方に必要なわけではありません。診察や検査結果をもとに、必要性を判断します。

運動器リハビリテーション

肩が痛むために動かさない状態が続くと、肩の動かしにくさが強くなることがあります。

運動器リハビリテーションでは、痛みの強さや肩の動く範囲に応じて、肩を動かしやすくすることを目指した運動や、日常生活での注意点をお伝えします。

ただし、痛みが強い時期に無理に動かせばよいわけではありません。

現在の肩の状態を確認しながら、無理のない範囲で進めることが大切です。

専門医療機関への紹介

肩の腱に大きな損傷が疑われる場合や、MRIなどの精密検査、手術による治療が必要と判断した場合は、対応可能な医療機関をご紹介します。

我慢を重ねる前に、現在の肩の状態を確認しませんか

肩の痛みの中には、時間とともに落ち着いていくものもあります。

一方で、症状によっては痛みや肩の動かしにくさが長引くことがあります。

次のような症状に心当たりはありませんか。

  • 夜、肩が痛くて眠れない
  • 痛い方を下にして眠れない
  • 腕が肩より上に上がりにくい
  • 肩の痛みが続いている
  • 家事や仕事、着替えに支障が出ている
  • ある日突然、肩が強く痛み始めた

こうした症状がある場合は、「五十肩だから仕方ない」と決めつけず、整形外科へご相談ください。

ふるやまクリニックでは、診察と必要な検査を行い、痛みの強さや肩の動き、生活への影響を確認します。

そのうえで、薬による治療、注射治療、運動器リハビリテーションなどから、現在の状態に応じた治療方法を検討します。