みなさん、こんにちは。
2025年夏、日本の高血圧診療ガイドラインが改定されました。
今回の改定は、南大阪の生活習慣病・メタボリック症候群を考えるうえで非常に重要です。
特に大きなポイントは、
全年齢で「130/80 mmHg 未満」が新しい血圧目標になったこと。
この数字は、単なる基準値ではありません。
血管が静かに傷み始める境界線です。
130/80を超えると何が起きるのか
血圧が130/80を超えたあたりから、血管の内側(内皮)がダメージを受け始めます。
– 血管が硬くなる
– 血管の炎症が進む
– プラーク(動脈硬化のコブ)ができやすくなる
– 脳卒中・心筋梗塞のリスクが上昇する


しかもこの変化は、痛くもかゆくもない“無症状のまま”進むのが特徴です。
だからこそ、ガイドラインは「130/80未満」を強く推奨しています。
南大阪の生活習慣は血圧が上がりやすい
この地域で診療していると、血圧が上がりやすい背景がはっきり見えます。
– うどん・ラーメン文化(塩分が高い)
– 外食・テイクアウトが多い
– 車移動中心で歩数が少ない
– 晩酌の習慣が根強い
– 内臓脂肪型肥満が多い
これらが重なると、130/80はあっという間に超えます。
そして、超えた瞬間から血管の老化が静かに進みます。
メタボ予備軍が特に危険な理由
メタボリック症候群は、高血圧・脂質異常・高血糖・内臓脂肪がセットで存在する状態です。
この組み合わせは、動脈硬化を加速させる“最悪のチーム”と呼ばれています。
特に南大阪では、腹囲が大きい方が多く、血圧と内臓脂肪が連動して上がりやすい傾向があります。
家庭医である私が推奨する“3週間の早期介入”
ガイドラインは専門的ですが、実際にやることは驚くほどシンプルです。
① 家庭血圧を測る(朝・晩)
診察室より家庭血圧のほうが予後予測能が高いとされています。
② 塩分を1g減らす
– うどんの汁を残す
– 漬物を半分に
– 加工食品を減らす
③ 1日10分だけ歩く
長時間の運動より「毎日10分」。血管内皮機能が改善し、血圧・血糖・脂質すべてに良い影響があります。
④ 3週間続ける
行動変容の初期効果は3週間で現れます。ここを越えると習慣化し、薬の必要性も減らせます。
南大阪のみなさんへ
血圧は「性格」ではなく「習慣」で決まります。
そして習慣は、3週間あれば変えられます。
130/80を超えている方は、それは“病気の入口”ではなく、「今ならまだ戻せるサイン」です。
南大阪の脳卒中・心筋梗塞を減らすために、まずはあなたの血圧から守らせてください。
羽曳野市・藤井寺市・松原市周辺で
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