「健診で測ったら、以前より身長が低くなっていた」
「家族から、背中が丸くなったと言われた」
「背中や腰が重いけれど、年齢のせいだと思っている」
こんな変化はありませんか?
身長が低くなる原因は一つではありません。ただ、「年齢のせい」とひとくくりにせず、背骨や骨の状態にも目を向けてみましょう。
特に、若い頃と比べて身長が4cm以上低くなっている場合は、背骨の骨折が隠れている可能性があります。 4cm未満でも、背中の丸まりや痛みなど、気になる変化があればご相談ください。
大きなけがをしていなくても、骨折することがあります
骨折というと、激しく転んだり、強く打ったりしたときに起こるものと思われがちです。
しかし、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)で骨が弱くなっていると、尻もちをついた程度の衝撃や、重い物を持ち上げる、かがむといった日常の動作でも、背骨がつぶれるように折れる「圧迫骨折」を起こすことがあります。
痛みが目立たない場合もあり、「骨折するようなことはしていない」「いつもの腰痛だろう」と、気づかないまま過ごしてしまうこともあります。
「背が縮んだ」「背中が丸くなった」という変化は、隠れた骨折に気づくきっかけになります。
背骨の形と骨密度を確認します
ふるやまクリニックでは、いつ頃から変化を感じたか、背中や腰の痛みの有無、これまでの骨折歴などを伺い、診察します。
必要に応じてレントゲンで背骨の形や骨折の有無を確認し、骨密度検査で骨の量を調べます。骨密度の数値だけでなく、年齢や骨折歴、持病、服用中のお薬なども踏まえて、骨折の危険性と治療の必要性を判断します。
以前の健診結果など、過去の身長の記録があれば、受診時にお持ちください。記録がなくても、「背が縮んだ気がする」というご相談で構いません。
「もう遅い」と諦めず、次の骨折を防ぐために
骨折が見つかった場合や、骨が弱くなっていると分かった場合でも、「今さら治療しても遅い」と考える必要はありません。
骨粗鬆症による骨折を一度起こした方は、次の骨折を起こしやすくなります。だからこそ、今ある骨折への対応とあわせて、次の骨折を防ぐための治療を続けることが重要です。
骨粗鬆症の治療は、効果をすぐに実感しにくい面があります。それでも、状態に合った薬物治療を継続し、食事や安全な運動、転倒予防にも取り組むことで、将来の骨折リスクを下げることを目指せます。
痛みが落ち着いても、骨折を防ぐための治療は引き続き必要な場合があります。自己判断で中断せず、お薬への不安や続けにくさがあれば、医師・スタッフにご相談ください。無理なく続けられる方法を一緒に考えます。
次の骨折を防ぐことは、自立した暮らしを守ること
自分で買い物に行く。家事をする。会いたい人に会いに出かける――。
骨折をきっかけに、こうした日常が難しくなることがあります。次の骨折を防ぐことは、歩く力や、身の回りのことを自分でできる生活を守ることにつながります。
当院では、骨粗鬆症の薬物治療に加え、必要に応じてリハビリテーションを行います。骨折の有無や回復の段階を踏まえ、体の状態に合った動き方や、筋力・バランスの維持、転倒予防を支援します。
いつまでも、じぶんのあしであるく。
そのために、「もう年だから」「今さら遅い」と諦めず、まずは今の背中と骨の状態を確かめることから始めてみませんか。
身長の変化や背中の丸まりが気になる方は、ふるやまクリニックへご相談ください。
