「暑いから、なるべく外へ出ない」
今年の夏も、そんな毎日になっていないでしょうか。
暑い時期に無理をして出かける必要はありません。ただ、外に出る回数が減れば、自然と歩く量も少なくなります。
そこでお盆が明けた今、一度確認していただきたいのが、夏の間に起きた足腰の変化です。
夏は知らないうちに歩く量が減ります
暑い日は、
- 買い物に行く回数を減らす
- 散歩を休む
- 家族に用事を頼む
- 家の中で座って過ごす時間が長くなる
といった生活になりがちです。
こうした日が続くと、普段使っていた太ももやお尻まわりの筋肉を使う機会も減っていきます。
特にご高齢の方では、「運動していない」という自覚がなくても、日々の暮らしの中で動く量そのものが少なくなっていることがあります。
こんな変化はありませんか?
夏前と比べて、次のような変化がないか振り返ってみてください。
- 椅子や床から立ち上がるのに時間がかかる
- 歩く速さがゆっくりになった
- 歩幅が狭くなった
- 以前よりつまずくことが増えた
- 階段がおっくうになった
- 膝や腰が痛くて歩きたくない
- 外出すると以前より疲れる
- 歩いているとふらつくことがある
一つひとつは、「歳のせい」「暑さのせい」と考えてしまいやすい変化です。
しかし、歩きにくくなる原因には、筋肉の力だけでなく、膝や腰などの関節、身体のバランス、骨の状態など、いろいろなものが関係していることがあります。
「痛いから歩かない」が悪循環になることも
特に気をつけたいのが、膝や腰に痛みのある方です。
膝や腰が痛む
↓
歩く量が減る
↓
足の筋肉を使わなくなる
↓
さらに動きにくくなる
という悪循環に入ってしまうことがあります。
だからといって、痛みを我慢して急にたくさん歩けばよいというものでもありません。
まず大切なのは、なぜ歩きにくくなっているのかを確かめることです。
当院では、まず診察から始めます
「足腰が弱ったから、すぐリハビリ」という考え方ではありません。
当院では、まず診察を行い、
- どこに痛みがあるのか
- 筋力が落ちていないか
- 立ち上がりにくくなっていないか
- 歩き方に変化がないか
- ふらつきや転びやすさがないか
- 膝や腰などに問題がないか
などを確認します。
必要に応じてレントゲンなどの検査を行い、お一人おひとりの状態に合わせて、これからどうすればよいかを一緒に考えていきます。
秋に動き始める前に「足腰チェック」を
暑さがやわらぐと、散歩や買い物、旅行など、外へ出る機会も増えてきます。
その前に、
「夏前と同じように歩けているだろうか」
と一度振り返ってみてください。
立ち上がりにくくなった。
歩幅が狭くなった。
つまずくようになった。
膝や腰の痛みが強くなった。
そんな変化があれば、「歳だから仕方ない」と決めつけず、まず原因を確かめることが大切です。
秋を安心して動ける季節にするために、夏の終わりに一度、足腰の状態を見直してみましょう。
