肩が痛くても、
「年のせいやから仕方ない」
「五十肩なら、そのうち自然に治るだろう」
「痛くても動かした方がよいのではないか」
そう考え、受診せずに様子を見ている方は少なくありません。
しかし、肩の痛みの原因は一つではありません。
五十肩だと思っていても、診察の結果、肩の腱の傷みや、石灰による炎症など、別の原因が考えられることがあります。
原因や肩の状態によって、必要な検査や治療方法も異なります。
大切なのは、「五十肩だろう」と片づけず、現在の肩の状態を確認することです。
診察では、どのようなことを確認するのでしょうか
ふるやまクリニックでは、まず次のようなことをお伺いします。
- いつから肩が痛むのか
- どのような動作で痛むのか
- 夜も痛むのか
- 腕を上げにくいか
- 家事や仕事、睡眠にどの程度影響しているか
そのうえで、肩の動く範囲や痛みが出る動作を確認し、必要に応じて検査を行います。
診察と肩の動きの確認
腕を前や横に上げられるか、背中に手を回せるかなど、肩がどこまで動くのかを確認します。
痛みが出る位置や動作、左右の違いなどは、原因を考えるための手がかりになります。
レントゲン検査
骨の状態や関節の変化、石灰がたまっていないかなどを確認するために、レントゲン検査を行うことがあります。
必要に応じた超音波、エコー検査
症状や診察結果に応じて、超音波を使い、肩の腱などの状態を確認することがあります。
さらに詳しい検査が必要と判断した場合は、MRIなどの精密検査が可能な医療機関をご紹介します。
肩の痛みへの対応は、全員が同じではありません
治療内容は、病気の種類だけでなく、痛みの強さ、肩の動く範囲、症状が始まってからの期間、日常生活への影響などを確認して検討します。
同じ「肩の痛み」であっても、全員に同じ治療を行うわけではありません。
薬による治療
痛みや炎症の程度に応じて、飲み薬や貼り薬、塗り薬などを使用することがあります。
持病や服用中のお薬も確認しながら、使用する薬を検討します。受診の際は、お薬手帳をお持ちいただくと確認がスムーズです。
注射治療
肩の痛みや炎症の状態に応じて、肩の関節周囲への注射を検討することがあります。
注射がすべての方に必要なわけではありません。診察や検査結果をもとに、必要性を判断します。
運動器リハビリテーション
肩が痛むために動かさない状態が続くと、肩の動かしにくさが強くなることがあります。
運動器リハビリテーションでは、痛みの強さや肩の動く範囲に応じて、肩を動かしやすくすることを目指した運動や、日常生活での注意点をお伝えします。
ただし、痛みが強い時期に無理に動かせばよいわけではありません。
現在の肩の状態を確認しながら、無理のない範囲で進めることが大切です。
専門医療機関への紹介
肩の腱に大きな損傷が疑われる場合や、MRIなどの精密検査、手術による治療が必要と判断した場合は、対応可能な医療機関をご紹介します。
我慢を重ねる前に、現在の肩の状態を確認しませんか
肩の痛みの中には、時間とともに落ち着いていくものもあります。
一方で、症状によっては痛みや肩の動かしにくさが長引くことがあります。
次のような症状に心当たりはありませんか。
- 夜、肩が痛くて眠れない
- 痛い方を下にして眠れない
- 腕が肩より上に上がりにくい
- 肩の痛みが続いている
- 家事や仕事、着替えに支障が出ている
- ある日突然、肩が強く痛み始めた
こうした症状がある場合は、「五十肩だから仕方ない」と決めつけず、整形外科へご相談ください。
ふるやまクリニックでは、診察と必要な検査を行い、痛みの強さや肩の動き、生活への影響を確認します。
そのうえで、薬による治療、注射治療、運動器リハビリテーションなどから、現在の状態に応じた治療方法を検討します。

